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2007.08.16
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カテゴリ:今日の出来事
コーディネーターが不足 利用者増に追いつかず 

記事:共同通信社
提供:共同通信社


 国の医師不足解消策の一環として、子育てなどで現場を離れた女性医師に新しい職場を紹介する「女性医師バンク」の設置から半年余り。利用は順調に増えているが、復職の仲介役であるコーディネーターを務める医師が足りないなどの問題も抱えている。

 ▽背中押され復帰

 出産後約1年間仕事を休んでいた30代の内科医の女性は、バンクで新しい職場を紹介され、5月から働き始めた。

 子どものそばを離れることをためらい、当初はパート勤務を考えていたが、「働き続けるのが大事」というコーディネーター医師の言葉に背中を押され常勤職場に決めた。

 医療技術の変化などもあり、現場を離れて2、3年たつと、復帰が難しくなるという。女性は「子どものためにも、自分のためにも良い方向にいくよう努力していきたい」と抱負を語る。

 子育て世代だけでなく、シニア世代の利用もある。70代の医師は、介護関連の常勤の職場を見つけた。別の相談者からは「男性社会で心細かったが、相談できる場ができてうれしい」といった声も聞かれるという。

 女性医師バンクは国が日本医師会に委託し、今年1月に設置された。求人も求職もそれぞれ無料で利用できる。7月25日現在で、求職登録者数は147人で、求人登録件数は892件に上った。

 ▽予算の拡充必要

 登録者のうち、小学生以下の子どもがいる人は約4割で、内科や小児科、眼科などが中心。パートや非常勤希望が4分の3を占める。これまで26人が新しい職場を見つけた。

 ただ、1億円の年間予算にはシステム費用なども含まれているため、予算内で配置できるコーディネーター役の医師は全国で4人だけで、1人当たりの負担は増えている。仕事の紹介や病院とのやりとりなどは、診療の合間や夜間まで連絡を取りながらこなしている。

 費用の一部は日本医師会の持ち出しで、同会の羽生田俊(はにゅうだ・たかし)常任理事は「ニーズの高さからいって本来なら各都道府県に1人は必要で、予算の拡充が必要」と話す。

 コーディネーターの保坂シゲリ医師も「登録数は予想以上。女性医師の割合が増えており、今後は希望者が爆発的に増えていく。きちんと対応していくためには、人の確保を含めた体制作りが不可欠」と指摘する。

 厚生労働省は来年度現在より予算を拡充したいとしているが、どの程度の規模になるかは未定。医師確保対策が掛け声だけにならないためにも、今後積極的な支援が求められそうだ。

*6ヶ月前からあるそうですが、コーディネーターが全国で4人ですか?
本当にやり気があるのか疑問です。
これが安倍総理のやり方なのでしょうか?





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最終更新日  2007.08.17 08:01:34
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