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高級車や現金数百万もらう 前九州厚生局長 社会福祉法人前理事長から 92-05年に
記事:共同通信社 提供:共同通信社 厚生労働省九州厚生局の松嶋賢(まつしま・まさる)前局長(59)=24日付で退職=が、1992年ごろから2005年11月にかけ、大阪府枚方市の社会福祉法人「枚方療育園」の山西悦郎(やまにし・えつろう)前理事長から中古の乗用車3台を無償で譲り受けたり、自宅の改装費として現金数百万円を受け取ったりしていたことが30日、分かった。 松嶋前局長は05年当時、社会福祉法人の認可や指導監督を担当する厚労省障害保健福祉部企画課長。枚方療育園は、施設整備の際に同省の補助金を受けていた。職務上の利害関係者からの利益供与を禁じた国家公務員倫理法違反の可能性もあり、同省は事実関係の調査を始めた。 舛添要一厚労相は30日、記者団に「恥ずかしいことだ。状況を正確に把握した上で、迅速、適正に処置したい」と述べた。ただ松嶋前局長は既に退職しており、懲戒処分はできない。 松嶋前局長は30日、共同通信の取材に事実関係を認めた上で「自分の妻と山西前理事長の妻(故人)がいとこ同士で、親類として長年付き合いがあった。職務で便宜を図ったことはなく、国家公務員倫理法に抵触するとは思っていない」と話した。 松嶋前局長の説明によると、山西前理事長から05年に提供された乗用車はトヨタのセルシオ。03年8月に新車で購入し、当時の中古車価格は数百万円に上るとみられる。それ以前にも92年ごろに国産車、01年ごろに外車を譲渡された。 このほか、約20年前の自宅新築時や3、4年前のリフォーム時に、それぞれ現金数百万円を受け取り、年に1、2回会う際にも、10万円ほどの現金をもらったことがあったという。 松嶋前局長は、67年に国の特殊法人「社会福祉事業振興会」(現・独立行政法人福祉医療機構)に採用され、76年から旧厚生省に出向していた。今月24日に出向を解かれて厚労省を退職、翌日付で機構も退職した。 枚方療育園は、大阪、兵庫、埼玉で障害児施設や高齢者施設を運営。02-04年に障害児施設の増改築で国の補助金を少なくとも計約12億円受けていた。 国家公務員倫理法は、利害関係者からの利益供与を禁じ、違反した場合は懲戒処分の対象となる。ただ、例外的に相手が親族などの私的関係者で「公正な職務の執行に対する国民の疑惑や不信を招く恐れがないと認められる場合」は、金品などの受け取りを認めている。 *常識は何処で通用するものなのでしょうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.08.31 20:34:32
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