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年内にもワクチン初承認へ　新型インフルで厚労省

記事：共同通信社
提供：共同通信社


　新型インフルエンザの発生に備え、国内メーカー3社が開発したワクチンについて、厚生労働省薬事・食品衛生審議会の部会は31日、うち2社の製品について承認すべきだとの結論をまとめた。新型に備えたワクチンとしては初めて、年内にも正式承認される見通しだ。

　ワクチンは、新型インフルエンザへの変異が懸念される、Ｈ５Ｎ１型の鳥インフルエンザウイルスを基に製造された。

　新型の流行が始まった後、本格的なワクチン供給態勢が整うまでの間、医療従事者と社会機能の維持に不可欠な人々に緊急接種することが想定されている。既に1000万人分が備蓄されており、本年度もさらに1000万人分を目標に製造する。

　ワクチンメーカーの北里研究所、デンカ生研、阪大微生物病研究会の3社が今年1月、承認を申請していた。

　この日の部会は、北里と阪大微研の2社の製品について審議し、承認に問題はないとの結論を出した。デンカ生研のワクチンについては、長期間保存した場合に品質が不安定になる恐れがあるとの指摘が出て、部会での審議は先送りになった。

*ワクチンは発症する前に打つものです。
まだ日本の人口の２割にも達していないのではとても心配な状態ですね！