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悪質な119番に罰則 横浜市、救急条例案提出へ 緊急・重症度識別も
記事:毎日新聞社 提供:毎日新聞社 横浜市は、非常識な119番を防ぐため、罰則の適用を求める内容と119番通報時に緊急・重症度を識別する「コールトリアージ」を盛り込んだ「救急条例」案を来月7日開会の12月市議会に提案する。コールトリアージと救急車の適正利用を求めた条例はいずれも全国初で、来年10月からの施行を目指す。 「非常識な119番通報は、大体がリピーター(同じ人による繰り返し)。買い物に出るため救急車を呼んだ例もあった」。横浜市安全管理局の高橋規夫警防部長は渋い顔で明かす。同市によると、ある3日間の119番通報の約1%は「水虫がかゆい」「深づめをした」などの非常識な通報だったという。 条例案は市民に適正な利用を求め、「虚偽の通報をした者に、関係法規の適用を求める」と定めた。「過料を科す条例も考えたが、消防法に似た規定があるので警察庁と相談して決めた」と高橋部長。罰金30万円以下の罰則などを定める消防法や、威力業務妨害など刑法を適用するため、虚偽通報を繰り返した者に対しては司法機関に積極的に相談、告訴していく。 市議会からは「法律があるのにわざわざ条例化する意味はあるのか」との声も上がるが、同市は「摘発が目的でなく、抑止効果を期待している」とし、適正な救急車の利用による救命率の向上を目指す。 コールトリアージは119番の緊急度、重症度を識別し、救急隊の出動態勢を決めるが、実際より症状を低く判断する危険性が想定される。9月の市民アンケートでは、「誤差が心配」「実際に診て判断すべきだ」など不安も寄せられた。同市が試行的に3818件の通報を識別したところ、「生命の危険性は無い」と判定しながら、生命の危険はないが重症だった例が5件あった。 同市は来年度までに「救急に関するガイドブック」を作成し、市内全戸に配布し周知を図る。高橋部長は「心肺停止の患者が増えている。とにかく早く現場に着き、救える命をいかに救うかだ」とトリアージの必要性を強調する。 *非常識な人のために救急車が使われて、本当に重篤な人のところに向かうことが出来ないとしたらこれは列記とした犯罪ではないのでしょうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.12.04 07:48:29
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