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カテゴリ:病気を知りたい。
細菌のゲノムを合成 「人工生命」作製へ前進 米民間チーム
記事:共同通信社 提供:共同通信社 【ワシントン24日共同=戸部大】ある種の細菌の全遺伝情報(ゲノム)を含んだDNAを人工的に完全合成することに成功したと、米国のクレイグ・ベンター博士が率いる民間チームが、米科学誌サイエンス(電子版)に24日発表した。 できたのはゲノムの合成までで、細菌そのものをつくったわけではないが、今回の成功で、望み通りのDNAを持つ「人工生命」をつくり出す技術に一歩近づいた。 有用な人工微生物の開発につながる可能性がある一方、生物兵器開発に悪用される恐れも指摘され、こうした研究の監視や規制の在り方をめぐり議論が起きそうだ。 ゲノムの合成はウイルスでは既に実現しているが、細菌のように大きなゲノムの合成は技術的に困難だった。 チームは、細菌の中では最小クラスのゲノムを持つ「マイコプラズマ・ジェニタリウム」のDNAを、設計図である遺伝情報を基に約100の区画に分けて化学合成。それを特殊な酵素を使うなどしてつなぎ合わせた後、酵母菌に組み込んで完全なゲノムを得た。 できたゲノムは、意図的に取り除いた病原性にかかわる遺伝子を除き、自然の細菌が持つすべての遺伝子を持っていたという。 ベンター博士は、ヒトゲノム解読で国際共同チームと競り合ったことで有名な研究者。 *私が生きている間に生物を作り出すかも? SFの世界そのままです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.01.26 07:43:51
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