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中国製ギョーザ10人中毒 殺虫剤混入、女児一時重体 千葉・兵庫県警が捜査 JT子会社輸入、回収へ 体調不良通報も4県7人
記事:共同通信社 提供:共同通信社 中国の工場で製造、輸入された冷凍ギョーザを食べた千葉、兵庫両県の3家族計10人が昨年12月以降、下痢や嘔吐(おうと)などの食中毒症状を訴え、9人が入院したことが30日、分かった。千葉県市川市の女児(5)は一時意識不明の重体となったが、全員が回復したか、快方に向かっている。 3家族の食べ残しから有機リン系の殺虫剤が検出され、両県警は製造過程などで混入したとみて業務上過失傷害や食品衛生法違反の疑いで捜査している。また同じ冷凍ギョーザなどを食べた4県の計7人が体調不良を訴え、各県などが因果関係などを調べている。 輸入元の日本たばこ産業(JT)子会社「ジェイティフーズ」(東京)は謝罪し、同じ工場で製造された冷凍食品計23商品の自主回収を始めた。加ト吉(香川県観音寺市)なども同じ中国の工場に冷凍食品の製造を委託し、各商品は全国のスーパーや生協などに広く流通していることから、消費者に大きな動揺を与えそうだ。 厚生労働省は同工場からの食品の輸入自粛を求めている。中国当局は30日「調査を始めた」との声明を出した。 JTや各県警などによると、最初の被害は昨年12月28日。千葉市稲毛区の女性が地元生協で「CO・OP手作り餃子(ぎょうざ)」(40個入り、399円)を買い、娘と一緒に食べたところ中毒症状が出て救急車で病院に運ばれた。 次いで兵庫県高砂市に住む自営業の男性(51)の家族3人が今月5日に「中華deごちそうひとくち餃子」(20個入り、294円)を食べて吐き気などを訴え、男性は膵炎(すいえん)を併発した。 一時重体の女児と飲食店員の母(47)、兄姉の計5人は22日に生協で「手作り餃子」を購入し、食べた。母や兄姉も重症で入院した。 体調不良を訴えているのは、秋田市の夫婦、埼玉県所沢市の女性、神奈川県小田原市の3人、熊本市の女性。 「手作り餃子」と「ひとくち餃子」は、それぞれ昨年10月20日と同月1日に河北省石家荘(せっかしょう)市の「天洋食品」の工場で製造、包装して商品の状態で輸入された。両日製造された「手作り餃子」と「ひとくち餃子」は計約1万5000袋という。 検出された有機リン系殺虫剤は「メタミドホス」。輸入農産物の残留農薬として微量が検出されるケースはあったが、健康への影響が確認された例はないという。 千葉県警は製造過程のほか、ギョーザを包装する際に混入した可能性があるとみている。 一方、加ト吉や味の素冷凍食品(東京)などは30日、天洋食品から冷凍食品やその材料を仕入れていたなどとして、関係商品の自主回収を決めた。 ▽メタミドホス メタミドホス 野菜などでアブラムシなどの駆除に使われる有機リン系の殺虫剤。食品衛生法では食品ごとに基準値を設けているが、これまでに中国産の冷凍カリフラワーや冷凍ライチ、そばなどから基準を超える濃度で検出されている。日本では農薬登録されていないが、農薬として使われているアセフェートが分解して検出されることがある。国立医薬品食品衛生研究所のホームページによると、人が経口摂取すると胃けいれんや下痢、嘔吐(おうと)などの症状を起こす。国際機関による評価では、ラットでは体重1キロ当たり16ミリグラムの経口摂取で半数が死ぬとしている。 *農薬用の殺虫剤は毒性が強いから間違えたら死につながるのに・・・ 中国の農業に対する政策はよくわからないと言うか、人民の健康を無視した方法で行っているのは報道でよく知らされています。 なのに日本の企業はコスト削減と利益のために中国製食材を輸入しています。 もし日本の製品が中国で問題を起こしたら人民のデモや日本国旗を焼くなどの抗議があり一時日本の商品が店頭から消えるのに日本ではスーパーへ行っても公然と中国製と表示して食材が売られているのはどうしてでしょう? これだけ大きな問題になっているのだから全ての商品を店頭から下げても不思議ではないはず・・・「さかいらーく」グループは行動が早いと思いますよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.02.01 07:36:59
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