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カテゴリ:病気を知りたい。
欧州でタミフル耐性広がる Aソ連型インフルエンザ 米も検出、日本上陸警戒
記事:共同通信社 提供:共同通信社 欧州で流行中のAソ連型インフルエンザに、治療薬タミフルが極めて効きにくい耐性ウイルスが広がりつつあると欧州疾病対策センター(ストックホルム)が2日までに発表した。同様の耐性は米国でも検出された。 Aソ連型は日本でも今冬の流行の中心。今のところ国内で耐性ウイルスは見つかっていないが、国立感染症研究所は「タミフルの使用が多い日本で広がると、治療に大きな影響が出る恐れがある」として、上陸を警戒している。 欧州専門家チームの速報によると、昨年11月から今年1月までに欧州18カ国で分離されたウイルス計437試料のうち、9カ国の59試料(14%)からタミフルへの強い耐性を示す遺伝子変異が検出された。検出率はノルウェーが70%と突出している。米国でも5%で同様の耐性が見つかったという。 感染研の小田切孝人(おだぎり・たかと)ウイルス第3部室長によると、日本や韓国、台湾など東アジアでは検出されていない。 タミフルへの耐性ウイルスはこれまでにもあったが、多くは1%以下と比較的まれで広がりにくく、これほどの高頻度は初めて。耐性は薬を多く使っている環境で発生しやすいが、欧州では通常のインフルエンザにタミフルをほとんど使わないため、自然の突然変異でできたとみられる。患者の症状は通常のインフルエンザと変わりなく、リレンザなど別の薬は有効だという。 世界保健機関(WHO)は先月末、日米欧などの専門家と緊急電話会議を開き、慎重な監視を申し合わせた。 小田切室長は「これ以上拡大するのかどうかを世界で協調して監視することが重要だが、国内の治療方針を変える必要は当面ない。新型インフルエンザ対策にも特に影響はない」と話している。 ▽Aソ連型インフルエンザ Aソ連型インフルエンザ 毎年流行するインフルエンザウイルスの1つで、1977年に旧ソ連で分離されたことからこう呼ばれる。近年はA香港型、B型と合わせた3種類のウイルスが混合して流行しているが、今冬は日本などで流行の主流となっている。国立感染症研究所によると、国内で今年1月までに分離されたインフルエンザの91%がAソ連型。 *自然界では何が起きるかわからないもので、今回はタミフルが効かないウィルスの発現となってますがノルウェイで70%は高すぎです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.02.05 07:56:55
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