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カテゴリ:病気を知りたい。
高悪性胃がん関連の遺伝子 がんセンターなど特定
記事:共同通信社 提供:共同通信社 悪性度が高い胃がんに関連する遺伝子を、国立がんセンター研究所腫瘍(しゅよう)ゲノム解析・情報研究部の吉田輝彦(よしだ・てるひこ)部長を中心とするチームが特定、18日付の米科学誌ネイチャージェネティクス電子版に発表した。 これまで機能がはっきりしていなかった「PSCA」と呼ばれる遺伝子。この遺伝子の塩基配列が1カ所だけ違う「ハイリスク型」だと、そうでない人に比べ、スキルス胃がんなど悪性度がより高い「未分化型」胃がんになる危険性が約4倍高いことが分かった。 ハイリスク型は米国の白人より日本人に多く、吉田部長は「日本人に未分化型胃がんが多いのは、このためかもしれない」とみる。だが発症には、この遺伝子以外に数多くの要因がかかわっているとみられるという。 チームは「一塩基多型(SNP)」と呼ばれる、ゲノム(全遺伝情報)の塩基配列のわずかな個人差と胃がんとの関係に着目。未分化型胃がんの患者約930人と、健康な約1400人の塩基配列を比較し、PSCA遺伝子との関連を突き止めた。だがヘリコバクター・ピロリ菌がかかわる「分化型」胃がんとの関連は見られなかった。 この遺伝子は、胃がん細胞では働きが弱っていることも分かり、吉田部長は「がんを抑制する役割があるのではないか」と推定している。 *遺伝子の解析で本当にいろんなことがわかってきましたが、まだ遺伝子治療は進んでいない感じがします。これからなのでしょうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.05.20 08:00:54
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