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2008.06.06
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カテゴリ:病気を知りたい。
病気の患者から万能細胞 京大倫理委承認、実現へ

記事:共同通信社
提供:共同通信社

 京都大の倫理委員会は5日、先天性筋ジストロフィーなど十数種類の病気患者の皮膚から、新型万能細胞の人工多能性幹細胞(iPS細胞)を作製する研究計画を4日付で承認したと発表した。

 患者の生きた組織を使って病気の発症メカニズムを調べたり、新しい治療法や新薬の開発に役立てる狙い。中畑龍俊(なかはた・たつとし)教授(発達小児科学)と山中伸弥(やまなか・しんや)教授らが計画し、倫理委に申請していた。

 中畑教授は「対象となる病気の患者にインフォームドコンセント(説明と同意)を十分行い、一つの病気につき少なくとも10人分以上の皮膚を採取し、今月中にも研究に着手したい」と話している。

 iPS細胞は移植医療への応用が期待される一方、これまで採取が困難だった神経や心筋などの組織をつくって、遺伝子の働きなどを詳しく調べることが可能。「従来にない観点から病気の診断や原因解明ができる」(中畑教授)と期待され、国内外で研究競争が加速している。

 対象は筋ジストロフィーや1型糖尿病、パーキンソン病など、原因がよく分からなかったり、難治性の疾患。京大病院で治療を受ける患者から皮膚の提供を受ける。

*人体の細胞を利用してips細胞を作ることができたら医学の進歩はとても早く進むことができると思います。





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最終更新日  2008.06.07 08:08:08
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