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カテゴリ:今日の出来事
実験で致死量の毒素を確認 点滴事件のセラチア菌
記事:共同通信社 提供:共同通信社 三重県伊賀市の診療所「谷本整形」で点滴を受けた1人が死亡、18人が入院した事件で、患者から検出されたセラチア菌が、患者に投与された同じ成分の点滴液で増殖すると、致死量相当の毒素が作られることが18日、順天堂大の実験などで分かった。 県警も同様な所見を専門家から得て、作り置きの点滴液で増殖したとみられるセラチア菌の毒性などを調べている。 実験は順天堂大の菊池賢(きくち・けん)准教授(感染制御科学)らが今回の事件を独自に検証するために企画。生理食塩水100ミリリットルに鎮痛剤やビタミン剤を注入した点滴液を準備。過去の院内感染のケースなどを参考に、1ミリリットル当たり500個のセラチア菌を混入した。 常温25度で保管すると、セラチア菌の増殖で発生する毒素「エンドトキシン」が2時間後に発生。12時間後には20倍に増え、1ミリリットル当たり500ピコグラム(ピコは1兆分の1)のエンドトキシンが確認された。体内に入れば致死量に相当するという。 エンドトキシンの毒性は、短時間で発熱や血圧が低下し、多臓器不全など敗血症の症状が出るとされる。 事件では、点滴直後に患者が急激に体調を崩していることから、菊池准教授は「長時間放置された点滴液内で毒素が多量に放出され、患者はショック症状が起きたとみられる」と話している。 *セラチア菌がどこから感染したかまだなぞが残りますが、作り置き12時間で致死量のエンドトキシンができるとは・・・恐ろしい事です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.06.20 08:06:49
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