旦那の話
これが最後の日記なので緊張しますが、(あと、この次に、ご挨拶を書きますね。)旦那とは、なるべく、会わないようにしている。昨夜、1週間ぶりに、子守を頼むために会ったんですけど、私はいまだに、どんな風につきあっていったらいいのか決めかねている、変なグレーゾーンにいる。旦那は、大した用もなく電話をしてきたりとか、私が用件をメールすると、何度もたわいもない質問のメールを送ってきたり、時間があったら電話して欲しいと言ってきたり、彼は、仲のいい友達として付き合っていけると思っているらしく、そのように行動している。私も、最初は、きっと、そのように付き合っていけるとは思っていたんだけど、今は、どうしたらいいのか、分からない気持ちでいっぱいである。先日、キャンドルと鳥の羽を見てからである。それで、とりあえず、先日、アパートの鍵は返してくれるように頼んだら、何回かごねた後、荷物を全部運び終わったら、返すよ、という連絡が来た。それから、先日は、私が出掛けている間に旦那が来たんですけど、台所に置いてあったチョコレートケーキを、旦那が全部食べちゃったみたいで、そのときも、家にあるものを、旦那がこれからも食べてもいいのか考えさせられまして、昨夜は、私が出掛けている間、旦那に、我が家に、4時間も滞在してもらわなければならなかったので、食べ物について、あらかじめ食べないように言おうか悩んだんだけど、結局、何も言わずに出掛けたら、我が家のシリアルを食べたらしくて、食べたあとの皿が、ダイニングに残っていた。私は、会社帰りに我が家に子守のためにやってきてくれている旦那に、我が家のものを食べないでと言うのもどうかなと思って、何も言わないつもりだったんだけど、家に帰ってきた私が見たのは、旦那が、携帯で誰かと楽しく話しているところで、私の車の音を聞いて、すぐにでもここから出ようとしている、帰り支度万端の旦那の姿だった。それで、会話の様子から、相手は多分、女の子なのかなと思わされ、「今から出るよ。」と伝えているのが聞こえ、離婚する夫婦なんですから当然のことなのかもしれないですけど、私が、旦那が誰か女の子と堂々と話すのを、普通に聞く立場になっていることや、これから、旦那の彼女を、普通に紹介される近い将来があることや、そんなことが、不思議に感じられる。我が家で楽しくシリアルを食べて、私の前で彼女と堂々と喋り、これからその彼女と会うために我が家を出て行くことが、普通のことなんですね。だから、息子の父親である彼に、ラインを引かなければ、ラインを引かなければと思って、「トム? うちで、シリアルを食べるのって、どうなのかしら? 先日は、チョコレートケーキが全部食べられていて・・・。」と言ったら、旦那が言うには、「アメリカ人が子守に来たら、普通、シリアルくらい、食べるぞ? 大体、お前、俺のipadを好きに使ってるじゃないか。」まあ、ipadどころか、先日は、私のデスクトップコンピュータのNortonのソフトを、旦那に年間費を払ってもらって、申請しなおしてもらったりしているんですけども、それを考えたら、シリアル代を出せっていう話でもないのは自分でも分かっているんですけど、なにか旦那に、意地悪が出来ないか、つい、考えてしまう。私から話す話が全て、な~~~んか、意地悪なトーンの話に、なってしまうんです。どうやって、仲のいい友達なんかに、なれるんだ?どうやって?まあ、言える事は、普通の笑顔で、「ただ単に、あなたが、この家がもうあなたの家でないって言うことを、 しっかり確認しておきたいのよ。 しっかり確認しておきたいのよ。 しっかり確認しておきたいのよ。」旦那は、「分かってる。分かってる。分かってるよ。 いつも、香子に、敬意を払ってる。」そう、もう討論なんてしたくないですからね、今度あなたと戦うのは、私でなく、弁護士。あなたが、ファイルしたら、すぐに弁護士にお願いしますね。シリアルの牛乳なんかで討論したくないから、しばらく私は、大人の笑顔で、頑張って、頑張って、頑張って対応しますね。それで、旦那が帰ってから、冷蔵庫を確認したら、ほぼなくなりかけている牛乳のカートンに、ほ~~~~んのちょっとだけ牛乳が残っていて、多分、もとから牛乳はあまりなかったので、シリアルが食べれるほど残っていなかったと思うんだけど、多分、旦那は、私が朝のコーヒーに牛乳を使うのを気にしてくれたんだろう、シリアルに牛乳を沢山注ぐのを我慢して、私のコーヒーに入れる分くらいの、ちょ~~~~っとの牛乳を残しておいてくれたらしく、これが、旦那の言っていた、私の生活への敬意なのかな~と思った。