カテゴリ:本・音楽・映画
10月1日~5日まで
吉野家では牛丼が復活していた。(特定の店舗は除く) 僕は今年になって、1杯も牛丼を食べていない。 ちなみに昨年も。一昨年に食べた記憶がかすかにある。 実は僕の生活の中で、牛丼の占める割合は 極めて低い。 しかし、吉野家の牛丼祭のCMを見て、 僕はこの歌が頭の中を流れた・・・。 中島みゆき 狼になりたい(1979年) 夜明け間際の吉野屋では 化粧のはげかけたシティ・ガールと ベイビィ・フェイスの狼たち 肘をついて眠る なんとかしようと思ってたのに こんな日に限って朝が早い 兄ィ、俺の分はやく作れよ そいつよりこっちのが先だぜ 買ったばかりのアロハは どしゃ降り雨で よれよれ まぁ いいさ この女の化粧も同じようなもんだ 狼になりたい 狼になりたい ただ一度 向かいの席のおやじ見苦しいね ひとりぼっちで見苦しいね ビールをくださいビールをください 胸がやける あんたも朝から忙しいんだろう 頑張って稼ぎなよ 昼間・俺たち会ったら お互いに「いらっしゃいませ」なんてな 人形みたいでもいいよな 笑える奴はいいよな みんな、いいことしてやがんのにな いいことしてやがんのにな ビールはまだか 狼になりたい 狼になりたい ただ一度 俺のナナハンで行けるのは 町でも海でもどこでも ねえ あんた 乗せてやろうか どこまでもどこまでもどこまでもどこまでも 狼になりたい 狼になりたい ただ一度 狼になりたい 狼になりたい ただ一度 塾講師をしていると、 どうしても帰宅が遅くなる。 京都で働いていたときは、なか卯の親子丼が 食べたくなり、深夜3時ぐらいに よく行っていたものだ。 この光景はよく分かるし、イメージしやすい。 仕事をしていると、やっぱり どうしても自分を抑えなければならない。 それは、私生活にも出てくる。 僕は自分を出すのがものすごく苦手。 そうすると、やはりどこかで爆発したくなる。 そんなときに、 この歌が流れてくる。 「狼になりたい・・・」 そんな気分になることだってある。 が、この歌同様、やっぱりならない。。。 ある日のこと。仕事を終えて なか卯へ。 水曜日の深夜3時ということもあって 店内はまばら。 外を歩く人も少ない。 ヘッドホンで じっくりと聴きながら親子丼を食べる。 その歌詞に出てくる情景を思い浮かべてみた。 こんな思いになったのを 今でも鮮明に覚えている。 人の数だけの人生劇場がこの世の中には 存在する。1つとして同じものはない。 そして、1日1日違う劇が繰り広げられている。 喜劇もあれば、悲劇もある。 明日になれば、また新しい劇が始まる。 その劇の内容は、劇場主である本人に よっていくらでも変えられる。 だったら、明日は今日とは違う劇にしよう。 変えよう、そして変わろうと。 そんな思いになった。 大好物の親子丼から得たエネルギーと 音楽から得られた不思議なエネルギー。 体内からパワーが出ている気がする。 会計を済ませ店を出る。 そして、開口一番。背伸びをしながら、 「明日は今日より ちょびっとだけがんばろう」と。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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