「いでこ(ideco)?」初めて聞きました!
年に何回もお客さんから聞く言葉です。
日本人は他の先進国に比べて金融リテラシーが低いと言われます。
(※リテラシーとは情報を上手に活用する能力)
つまり金融知識を活用しての財産の形成が下手ということ。
これは歴史的な背景もあります。長く続いた江戸時代
そこで大切な価値観とされたのが貴穀賤金(きこくせんきん)、
つまり、お金のことをいうのは賤しいという風潮があったのです。
今でも、日本ではそんな雰囲気はありますよね
また現代の国の方針もゆうちょ銀行等に貯金してもらって政府で活用したかったのでしょう。
つまり国は貯金してもらうことがありがたく
お金の勉強をしてもらって貯金以外にシフトされると都合が悪かったのです。
なので自分で意識しないとお金のことを学ぶ機会はありません。
お金のことを考えなくても安心して生涯過ごせるならいいのですが、
現状はそうではありません。国はそこも分かっているのでしょう。
今では老後の財産形成ができるようにと国も
前述のidecoやnisa等の財産形成のための有利な制度を作ってくれているのですが、
まだまだ浸透していないようです。
そこでここではできるだけ使える金融情報を盛り込んで行きたいと思っています。
令和2年の確定申告の最中ですが、令和3年の申告に向けて、
まずはidecoを学びましょう。
Idecoの良いところは、掛け金が全額所得控除となること。
例えば生命保険等の掛け金を年間に何十万払っても、例え百万円以上払っても
今の契約ならどうやっても最大で14万円しか控除できません
(保険は安心を買うもので節税のためではありません。この話はまた後日詳しく書きますね)。
ところがidecoはサラリーマンの場合で年間276,000円掛けれて、
これが全て税額控除になるのです。実効税率20%の人で、
55,200円税金が安くなる。つまり、実質276,000円-55,200=220,800円で
276,000円の金融資産が買えるのです。(所得の高い人はもっとメリットあります)
ただこう言っても「元本割れすることもあるんですよね」と不安という人も多いです。
確かにそうなのですが、そこは長期投資という考え方でクリアしましょう。
世界中の経済は長い目でみれば大きくなります。
経済の大きさは人口×消費額です。世界の人口はまだ増加しており、
まだまだ貧しい国も多い。なので人口⬆×消費額⬆=経済⬆と
長い目でみればこの式のようになるのです
そこで、全世界の株式を対象にした投資信託などに投資すると、
長い目でみると価値は上がっていくのです。
現在普通預金の金利は0.01%。長いめでみると1年で5%くらいの運用は期待できます
ねんと普通預金の500倍(-_-;)
idecoは今の所60歳までしか利用できませんので
若いうちから始めることをお勧めします。
↓詳しくは
イデコ公式サイト|個人型確定拠出年金iDeCo【公式】 (ideco-koushiki.jp)
それとidecoをやるにしても、銀行や証券会社に出向いて相談することは
お勧めではありません。楽天やSBI証券等のオンライン証券で口座を作って
自分で商品を探してください。コストパフォーマンスのいい商品が見つかります。
投資信託については詳しく知りたい方は
以下のユーチューブがわかりやすいです。
https://www.youtube.com/watch?v=C4-F08EDAvw