『私が「ヴィジュアル系」だった頃。』・『YOSHIKI わたしはあきらめない』
大槻 (略)特にYOSHIKIさんという人は、メイクすればするほど中性的に美しくなる人だったからねー。だから――中性的なメイクというのは、YOSHIKIが土台となって生まれていったわけですね。それに対して、もっと彫りの深い、つまり「中性的になりようがない人」をきれいにしていくにはどうしたらいいのか、というところのモデルとして、TOSHI君という適任の人がいたんだよね。市川 くくくく。確かに。大槻 素晴らしいよ、両方のケースが同じバンド内にいたんだから。市川 描き甲斐のある奴と、男々した岩のような奴が(苦笑)。大槻 両方いたんだよ!で、筋少もそうだったの。(p.29)先日、勝手にX JAPAN祭をしていると日記に書きましたが、まだ続いています。市川哲史著『私が「ヴィジュアル系」だった頃。』竹書房、2005年8月、税込1,890円昨晩、この本を一気読みしました。市川哲史と筋肉少女帯の大槻ケンヂ、元X JAPANのYOSHIKI、元LUNA SEAのSUGIZO、元PIERROTのキリトとの対談集です。全257頁ですが、面白かったので、眠いのをごまかしながらページを繰り繰り、結局全部読んでしまいました。疲れました。ネット上に「市川哲史の酒呑み日記ログ」があることをこの本で知りましたので、これから見て楽しみます。http://mugenzake.hp.infoseek.co.jp/また、口絵でシマあつこが色んなバンドの似顔絵を描いているのが秀逸で、何度も見返しました。HPではイラストや漫画を見ることができます。http://www7a.biglobe.ne.jp/~rock8beat/ この本を読む前にも1冊読んでいました。日本放送協会・KTC中央出版編『YOSHIKI わたしはあきらめない』KTC中央出版、2003年1月、1,470 円長嶋一茂と武内陶子がインタビュアーで、YOSHIKIとあれこれお話ししています。3人は同い年です。長嶋一茂がYOSHIKIの話を自分に引きつけて、昔懐かしの駄菓子や野球について話すという、自由奔放さが良かったです。これまた、一気読み。