野蛮人のテーブルマナー
電子手帳やコンピューターにメモをする方式は、データが知らないうちに盗まれる危険性、衝撃や静電気でデータが消去されたり、破壊されたりする可能性があるのでプロの情報屋は好まない。手帳やノートにペンで書き、肌身離さず持っているか、安全な場所に保管するという「ローテク」が秘密を保持するためには適当だ。(p.58)その通りだと思います。バージョンアップしたり、製造会社が変わると読み込めなくなったりもしますし。結局、本当に信頼できるのは、紙に書く方法なのです。しかし、紙は焼けることを考えると、いっそ石版に彫りつけるのが確かなのかもしれません。だんだん昔に戻っていきます…この本は著者の経験した諜報活動についての本です。佐藤優『野蛮人のテーブルマナー ビジネスを勝ち抜く情報戦術』講談社、2007年12月、1,050円(税込)