白輪剛史『動物の値段』
2005年以降も、動物園だけは許可が出ればサルを輸入できるわけだが、そうなった場合、輸出国で30日以上の検疫を受け、日本に着いてからも30日以上の検疫は絶対条件となる。 さてこの「検疫」、具体的にどんなことをするのだろうか? 答えは、「なんにもしない」。 サルの検疫は原則「ただ飼っているだけ」だ。検疫期間内に病気で死ななければ感染していないとみなす。さぞかし細かくいろいろと検査しているのかと思ったら大間違いである。(p.31)何かしているのかと思ったら、そういうわけでもないのですね。よその国ではどうなのでしょう。ちなみに、検疫代は1日1,000円だそうです。30日で3万円。猿の代金にはこれらも含まれます。白輪剛史『動物の値段』ロコモーションパブリッシング2007年9月、1,470円(税込)