「マヒシュマティ王国は存在した」字幕監修者が解説!史実・神話・伝説が入り混じる『バーフバリ』の世界(1/3)
2019.03.09 BANGER!!!
―インド文化が色濃く反映されていると感じるシーンはありますか?
『バーフバリ 王の凱旋』で、クンタラ王国がピンダリに襲われて戦いになりますよね。そのときにバーフバリが堤防を決壊させて洪水を起こしてクンタラを救うじゃないですか。あの堤防から大量に水が放出されるっていうのは、実際にインドで見られる光景なんですよ。インドにはものすごい巨大なダムがあって、雨期になると普段せき止めているところを全開にするんです。その大量の水が放流される光景があまりにも迫力があるので、観光資源になってるんですね。だからあれを見ると「あそこのダムでああいうの見たな」って、インド人だったらだいたい分かるんですよ。
あとバーフバリの黄金像についても、「こんな30メートルもの黄金像は今までなかった」っていうセリフがあるんですが、黄金ではないもののインドには30メートルを超える像が85個くらいあるんですよ。そういうものを建てるの好きなんですね。かなり奇想天外な設定ではあるんですが、インド人にとってはある程度既知のものなんです。だから『バーフバリ』のような映画が作れるし、それを見たことがない日本人にとっては新鮮に感じる。ということで、背後には現実味のあるインドが反映されているんです。
https://www.banger.jp/movie/6082/
映画『バーフバリ』が大好きです。
ダムの放流に似たことが現代インドにあるということ、30メートルを超える黄金像が85個もインドにあるということは、面白い事実です。
私はインドのことをあまりにも知りません。
もっと知りたい。
映画『バーフバリ 伝説誕生』公式サイト
http://baahubali-movie.com/densetsutanjou/
映画『バーフバリ 王の凱旋』完全版公式サイト
http://baahubali-movie.com/
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