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カテゴリ:雑記

東洋英和院長を懲戒解雇 論文に架空の学者や文献
2019.5.10 17:55|

 学校法人東洋英和女学院(東京)の院長で同学院大教授の深井智朗(ともあき)氏(54)の著作に、架空の学者の論文が使われるなどの不正が指摘されていた問題で、大学の調査委員会は10日、複数の捏造や盗用を認定したと発表し、学院は同日付で深井氏を懲戒解雇した。

 深井氏は調査委に「不正ではなく過失だ」との趣旨の説明をしたというが、記者会見した調査委員長の佐藤智美(さとみ)・同大副学長は「研究者倫理に欠け、不正への認識が甘い」と指摘。増渕稔・学院理事長は「院長の要職にある者の不正行為で誠に申し訳ない」と謝罪した。

 調査によると、深井氏はドイツ宗教思想史を専攻。平成24年の著書「ヴァイマールの聖なる政治的精神」(岩波書店)で、神学者「カール・レーフラー」の論文「今日の神学にとってのニーチェ」を論じたが、人物、論文とも実在を立証する資料がなかった。別の文献からの盗用もあった。

 27年に岩波書店の雑誌「図書」に発表した論文「エルンスト・トレルチの家計簿」でも、無関係な資料の使用が判明した。
https://www.sankei.com/life/news/190510/lif1905100031-n1.html


理系の研究には、数値を改竄するなどの不正を働いたという記事をたまに見ますが、これは珍しく文系の研究における不正のニュースです。

深井氏が引用した論文の著書であるカール・レーフラーなる者は存在しないし、当然カール・レーフラーの論文も存在しないそうです。
そういう不正の仕方があったかと思わせられました。
深井は相当な想像力と文章構成力の持ち主でしょうから、今後は小説を書いたらいいのではないかと思います。


著書を書くのはたいへんな労力と時間がかかる作業でしょうから、時に睡眠不足に陥ることもあったでしょう。
睡眠不足で頭が回らない時に、〆切に追われたせいで、ついやってしまったのでしょうか。
深井氏は著書がたくさんありますが、この度露わになった不正のために、他の著作の信憑性が問われることになるでしょう。
捏造をしたものの、これまで深井氏が明らかにしたこともあったはずですが、1件の不正のせいでそれらにも疑惑の目がつきまとうのは残念なことです。



論文捏造 (中公新書ラクレ) [ 村松秀 ]






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最終更新日  2019年06月15日 18時10分13秒
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