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「絶滅危惧…保護 「食いしん坊」のアオウミガメが恩返し 鳥取県立ジオパーク館」
環境省のレッドリストで「絶滅危惧II類」(絶滅の危険が増大している種)に分類されているアオウミガメは、主に太平洋側の南の海に生息。鳥取県内では年に2、3回死んだ状態での漂流はあるが、生きた状態で保護されるのは珍しい。 保護した直後のアオウミガメの甲羅の長さは44センチ。5~10歳ぐらいの子供の雌で、「情が移るから」と名前はつけなかった。 同館によると、アオウミガメは体内の肉や脂肪が「青い(緑色)」が、海草や海藻を食べているため、その色素が脂肪に反映されているのではないかといわれている。 保護したアオウミガメも当初はワカメを食べていた。しばらくは水槽内で魚と仲良く泳いでいたが、1カ月が過ぎたころヒラメをかじり、これが意外とおいしかったのか、次々に魚たちを襲って食べるようになった。 このためアオウミガメを魚と離し、その食欲に応えるため冷凍のアジをエサとして与えた。一度に8匹を平らげることもあったという「食いしん坊」だが、海に帰れば動く魚を捕まえるのは至難の業。そのため同館では食事の際のワカメの量を少しずつ増やし、本来の食生活に戻す努力を続けてきた。 しかし、別れの日はやってくる。 6月2日、放流場所の牧谷海水浴場(岩美町)には親子連れら約250人が詰めかけた。保護してから7カ月の間に4センチほど大きくなった甲羅をさすり、別れを惜しんだ。 ケースから出されたアオウミガメは戸惑った様子をみせ、時々止まったり、人に近づいたりしながら、波打ち際まで砂浜をはっていった。駆けつけた町民らは並んで、カメが海に帰るための道をつくった。「頑張れ」「大きくなってね」。無事を願う中、アオウミガメは海に入ると、足をばたつかせながら、水中に消えていった。 「無事に送り出せてよかった」。こう話した飼育を担当した同館の太田悠造学芸員(35)の顔は、少し寂しそうだった。 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190615-00000538-san-life やはり亀が身近に見られるところがあると知れば見に行きたいのでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年06月18日 11時37分27秒
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