カンブリア宮殿【カルピス発売100年で過去最高売上の秘密!】
2019年7月25日(木) 22時00分~22時54分 の放送内容
夏といえばカルピス!子どものころ大好きだった甘酸っぱい味が懐かしい。子どもの飲み物と思いきや、大人をターゲットに開発した「濃いめのカルピス」「カラダカルピス」が大ヒット、家族3世代で楽しめる飲み物となっていた。今年、発売100年を迎える超ロングセラー商品のカルピス、過去最高の売り上げの秘密に迫る。さらに、カルピスの素となる100年間継ぎ足した原液の工場(場所は極秘)にも潜入。
7月25日放送の「カンブリア宮殿」の録画を見ました。
カルピスの原料は牛乳です
牛乳を乳酸菌と酵母で発酵させたものがカルピスです。
〈カルピスの作り方〉
1、生乳(せいにゅう。殺菌加工をしていない絞ったままの牛乳)から脂肪分を取り除き、脱脂乳(だっしにゅう)を作る。
2、発酵液を加えて1次発酵させる。そうすると酸味が生まれる。
3、砂糖を加え、2次発酵させる。
工程2で加えた「発酵液」にはカルピス菌が入っています。
カルピス菌とは、酵母と独自の乳酸菌を組み合わせたものです。
発酵液は、乳酸菌を発酵させた中から元気の良い乳酸菌を取り、それを次の発酵にに使うという、ウナギの蒲焼きタレと同じ継ぎ足し方法で作っているそうです。
そうすることで一定の味が保たれるとか。
創業時に発見したカルピス菌の菌株(きんかぶ)はマイナス80度の保管庫で厳重に保存され、工場でトラブルがあったときに備えているそうです。
太平洋戦争中は疎開させたほどの貴重品です。
カルピス開発者は三島海雲(みしま かいうん)。
1878年(M.11)に大阪のお寺の息子として生まれ、96歳まで社長をしていたそうです。
1908年(M.41)、雑貨商だった三島は内モンゴル出張時に遊牧民に勧められた酸乳(さんにゅう 乳を乳酸菌発酵させた酸っぱい液体)からヒントを得てカルピスを作りました。
基本的な作り方は開発当時と変わっていないそうです。
今から約100年前にカルピスを販売した際のキャッチコピーは、「カルピスの一杯に初恋の味がある」。
当時は「初恋」という言葉を宣伝に使うことがはばかられる時代だったそうです。
が、結果的に世間に受け入れられたということは、カルピスの甘酸っぱさが初恋のイメージに合ったのでしょう。
先述したように、カルピスは2回も発酵してあの味になったのです。
発酵とは人体に悪影響を与えない腐敗です。
恋をした人間は往々にして愚かさを露呈すると思いますが、恋の酸っぱさは発酵と通じる物であったかと、私はとても納得がいきました。(知人にこの話をすると、「違います」と言われましたが)
2016年には「濃いめのカルピス」が発売され、中高年層の客の開拓に成功しました。
私は今年この商品を飲み、心をつかまれました。
テレビ東京「カンブリア宮殿」
https://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/backnumber/2019/0725/
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