淡々堂

​8月7日​に親指をフードプロセッサの刃で切りました。
順調に治っているのですが、まだしびれが残っています。
だから、まだ物を強く握ることができません。
冷たい水（といっても冷蔵庫で冷えた水ではなく、水道の蛇口から出てくる水）がとても冷たく感じるので、知覚過敏という方が正確かもしれません。

日常生活で困るのは、現金の支払いです。
財布から小銭を一枚ずつ取り出すのは、指先を使う作業です。
例えば443円の物を買おうとすると、100円硬貨を4枚、10円硬貨を4枚、1円硬貨を3枚つままねばなりません。
それ以前に、私の財布はがま口なので、開けるのにも親指を使います。
キャッシュレス決済に対応していない店ではちょっと辛いです。
これがバリアフリーということでしょうか。

また、自動販売機で現金支払いするときも同様に憂鬱です。
130円のジュースですと、100円を1枚、10円を2枚つまんで、一枚一枚コイン入れに入れねばなりません。
コインを投入口に一つ一つ入れる作業が苦痛です。
キャッシュレスが進んで欲しいと思います。

それから、シャンプーも、右手の親指はなるたけ使わないようにしています。
水に濡れた髪の毛が親指の腹をなでると、「うおおお…」と心中密かに低い声を上げてしまうような気持ちの悪さを感じるからです。
指先って、けっこう鈍感に物を感じる様にできていたのですね。
物を触っていることを異様に敏感に感じるようになってしまった今になって、そう思います。

知覚過敏を和らげるために、毎日​絆創膏​を貼っています。
とはいえ、刃物でスッパリ切れた約2か月前の傷がそんなに後を引くものでしょうか。
「しびれているのは気のせい。もう絆創膏はなくても大丈夫なはず」
と思い込もうとして、絆創膏を貼らずに生活してみると、指先の敏感さにたびたび眉間に皺が寄ってしまいましたので、大人しく貼って生活しています。

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