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カテゴリ:雑記
清少納言の『枕草子』には、「にくきもの」という章段があります。
昔の「にくし」は今の「憎い」とはちょと意味が違っているようで、『枕草子』には心底の憎悪は感じません。 私が今、現代の感覚の「憎い」という感情をもって「にくきもの」を現すとするならば、筆頭に挙げるのは虫です。 「にくきもの。就寝中に耳元を飛び回る虫。払っても払っても耳元に来る。灯りをつけると姿を消すのもまたにくし」 昨晩、遅く眠りに就いた私に、虫の襲来があったのです。 蚊かとおもいきや、蚊によく似た蚊ではない虫でした。 壁に止まったところをしとめて、事なきを得ました。 今の私は忙しいのです。 これ以上睡眠時間を奪うのはやめてほしいものです。 でも、あんなに必死で寝ていたのに、小さい虫がたてる音で目を覚ましてしまったのはなぜだろう。 枕草子いとめでたし! [ 天野慶 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年12月06日 23時48分00秒
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