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淡々堂

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「古池や 嚇飛び込む 水の音」という、日本人なら誰でも知っている芭蕉の句がありますね。日本人なら、森閑としたどこかの境内の古池に、蛙が一匹ポチョンと飛び込む光景を想像できる。その静けさを感じ取ることができます。しかし、日本以外の多くの国では、古い池の中に蛙がドバドバドバッと集団で飛び込む光景を想像するらしい。これでは情緒も何もあったものではない。
 このように自然に心を通わせられるような、素晴らしい感性を日本人は備えています。それを思えば台風や地震や洪水といった自然災害にすら感謝したくなります。こうした自然災害に「恵まれた」おかげで、自然にひれ伏す気持ちが生まれ、無常観が発達し、もののあわれとか自然と心を通わすような情緒につながったのですから。 (p.110)

藤原正彦『国家の品格』新潮新書、2005年、本体680円(税別)


「古い池の中に蛙がドバドバドバッと」の描写に、ぶほっと吹き出してしまいました。
高速バスの中だったのですが…

本書の著者紹介によると、著者は東京大学、大学院の出身で、お茶の水女子大学教授です。
この本は、頭のいい人が誰にでもにわかるような平易な言葉で日本の美徳を述べ、日本が悪い方向へ向かっていることについて憂えています。



国家の品格 (新潮新書) [ 藤原 正彦 ]





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最終更新日  2020年02月23日 22時52分18秒
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