311の同時刻、被災地に虹でSNS上でも歓声
NEWS SALT 編集部
Posted On 2020年3月12日
2011年の東日本大震災から9年目を迎えた3月11日、ちょうど地震が発生した午後2時46分過ぎに被災地で大きな虹が現れ、SNS上では写真の投稿が相次いだ。
特に多くの写真が投稿されて話題となったのは、宮城県名取市閖上ゆりあげの虹。当日、津波が押し寄せた海辺に人々が集まり、午後2時46分に合わせて祈りを捧げた後、大きな虹が現れた。
閖上は9年前、巨大な津波が押し寄せ「8人に1人が亡くなった」と言われる場所。宮城県名取市の犠牲者の多くは閖上地区に集中している。一時閉鎖されていた仙台空港からも近く、復興後、海辺の朝市が賑わう漁港としても知られている。
SNSのツイッター上には「黙祷終わったら虹が出てたよ~」「皆の祈りが届いたのかな?」といった投稿があふれた。
ちなみに欧米などキリスト教文化圏で虹は、ノアの箱舟の大洪水の後に神が示した「和解」と「約束」の意味を持つものとして知られている。(後略)
https://www.newssalt.com/31402
東日本大震災の日、まさに発生時刻の午後2時46分を過ぎた頃、しかも地震が起きた東北にかかったということがニュースになりました。
震災による行方不明者は現時点で2529人います。
不安が大きく、少しでも何かに心を慰められたいと思うときに、このような偶然にすがるのだと思います。
虹を単なる自然現象だと誰もが知りながら、その上でそれ以上の意味づけをしたくなるというのは、文化なのです。
2019年10月22日の即位礼正殿の儀の際も虹が架かったことが話題になりました。
虹の図鑑 しくみ、種類、観察方法 [ 武田康男 ]