百年の旅物語かれい川(嘉例川駅)
テレビやメディアでかなりブラックなキャラクターとして露出が増えている安田大サーカスのクロちゃんですが、糖尿病や肝機能障害、慢性腎臓病など重度の生活習慣病を抱えているにも関わらず、彼の間違った食習慣のデータは年代がそこそこ近い管理人も反面教師として参考にしています。ツイッターも見ていますが、「ヘルシー」とツイートしている割には揚げ物が多すぎたり肉類過多になっていたり。ある日の朝食についてはヨーグルトにエネルギーゼリーと栄養ドリンクだけとか、米を食べなければOKとかいう間違った糖質コントロールをやっているところに学習能力のなさが伺えたりもします。こんなんでは瘦せないですよね。そこで今回はそんなクロちゃんにも見てもらいたい栄養のバランスも考えた駅弁を取り上げたいと思います。九州の駅弁グランプリも獲得し、幻の駅弁とも言われている鹿児島・嘉例川駅の百年の旅物語かれい川です。献立は全て地元の山の幸・里の幸をふんだんに使ったもので、肉や魚は入っていない体に優しい駅弁です。【献立】・椎茸と竹の子の炊き込み御飯・千切り大根と蒟蒻の煮物・茄子と南瓜の味噌田楽・スセ(大根と人参のなます)・ガネ(鹿児島の郷土料理で紅さつまの天ぷら)・喜連川コロッケ(竹の子のコロッケ)献立は全体的に素材の味を活かした調理が施されていて、薄味でダシがよく効いていました。椎茸の味も秀逸。動物性のおかずがなくてもしっかりと食べ応えのあるものでした。ガネは生姜の味がほのかにピリッと効いた紅さつまと野菜の天ぷらで、醤油や塩をつけなくても野菜本来の旨みが凝縮されています。肉や魚の入っていない駅弁は全国くまなく探すのに実際苦労しますが、味わってみたときの満足感は他の駅弁を食した以上のものを感じ取ることが出来るのも魅力なのです。入手をするには、製造元の「森の弁当・やまだ屋」さんに直接連絡するか、JR九州の主要駅のみどりの窓口で引き換え券を購入しておく2通りの方法がありますが、週末に運行されるはやとの風の車内でも購入が可能です。飽食の昨今、昔懐かし故郷の味を堪能するのもいとをかしかと思います。