球磨の四季彩弁当
肥薩線、エライことになってしまいました。人吉は何度か足を運んだことがある場所で、駅弁もそうですが、SLを筆頭に風光明媚な九州の代表的観光路線がこういうことになるとは。被害の実態が全部まだ把握されていない現状があれど、日田彦山線の一部BRT化のことが頭をよぎるので、本当に再興されるかは分からないのですが、先ずは命を大事に生活の方から立て直してほしいと思います。人吉の駅弁はあゆずしや栗めしなど、古き良き昭和の香りが漂う素朴なもので有名で、立ち売りの菖蒲さんは全国的にも知られた大家です。阪神百貨店の駅弁大会にも来場してました。今日は復興の願いを込めて、かわせみやませみで販売をされている弁当を挙げていきます。球磨の四季彩弁当とつぼん汁は、かわせみやませみの車内限定で買える弁当ですが、今年の阪神百貨店での駅弁大会で特別販売をされていたので、店頭で買うことが出来ました。今回は車内でないのでセットでついてこなかったのですが、つぼん汁は球磨地方の郷土料理で、鶏肉や根菜がたっぷり入った汁物です。熊本の学校園では給食でも提供されているそうです。弁当の中身です。季節ごとに献立は変わりますが、素朴で優しい味が特徴のお弁当に仕立てられています。購入当時は以下の内容の献立になっていました。日の丸おむすび栗赤飯山菜ちらし寿司焼き鱒の甘露煮きくらげコロッケきくらげ厚焼き卵煮しめ(椎茸信田、こんにゃく、こんぶ巻き、人参、いんげん)なますゼリー唐芋オレンジ煮献立をご覧頂くと、あっさりした故郷の味という雰囲気を感じます。栄養のバランスもよく、つぼん汁を加えると野菜がたっぷり摂れるので、女性や年輩の方におススメです。実際、味は薄味に仕立てられていたので、体に優しい弁当でした。SL人吉やかわせみやませみ、いさぶろう・しんぺいは当面、九州の他線区での運用が予想されますが、肥薩線の復旧は鉄道の遺産を受け継いでいく上でも重要なことでありますし、何としても復活してほしいです。