元祖特撰牛肉弁当(松阪駅)
先ずは皆様にお知らせです。執筆中の著作ですがようやく昨日、初稿の提出が終わりました。今後は半年ほどかけて内容の校正や精選、編集作業が行われていく予定で、途中、内容に関して許諾を頂く項目もあるなど細かな調整が続いていきます。大きな山場を越えたのですが、まだまだ息の抜けない状況は続きますので、引き続き表に出ても恥ずかしくない内容を求めていきたいと思います。その本の事前営業として、シルバーウィークの間の1日を使い、松阪まで行ってきました。目的は駅弁のあら竹さんへのご挨拶がメインですが、弁当もきちんと食べて参りました。当然、ここで外せないのが60年前に世に出された元祖特撰牛肉弁当です。元祖特撰牛肉弁当は日本初の牛肉をメインとして発売された牛肉駅弁のパイオニアで、牛肉を使った弁当は日本各地に幅広く出回るようになりました。パッケージは牛を強調した昭和の匂いが佇むデザインになっています。お弁当の構成はシンプルで、ご飯に牛肉、漬物、昆布の佃煮、ポテト、野菜の内容です。ポイントはやはり牛肉。冷めても美味しく食べられるようタレに工夫が凝らされている他、肉の筋を切っているので食べやすくなっています。牛肉は乳臭さもなく濃厚な味わいでした。60年以上も続く理由として、素材の牛肉をしっかりと吟味していることが伺えます。本物の味だからこそ、連綿と続けることが出来るわけです。今回の営業でお世話になりました、新竹浩子社長です。TV番組でもお馴染みの名物女将で、明るく快活な方でした。お店に伺う2日前にフジテレビ系列の「クイズ99人の壁」であら竹さんの駅弁が何と2つも出ていました。反響は大きかったそうで、テレビが持つメディアの力はまだまだ大きいですね。(※写真は許諾を得て掲載しています。)弁当は実家の両親のリクエストもあり、牛肉弁当以外にももう1つの名物駅弁であるモー太郎弁当と、牛そぼろが乗った本居宣長弁当も購入して帰りました。微力ながら親孝行も出来たかと思います。牛肉弁当を楽しんだ後は紀勢本線のホーム上にある大内山牛乳を飲んで帰りました。牛乳の自動販売機がホームにあるのは最近は珍しくなってきています。地元のメーカーのものを楽しむのも旅の醍醐味であります。昼食に牛乳を組み合わせるパターンは学校給食のような感じですね。一時期、新潟の三条市が学校給食の牛乳を止めた時期があって話題になったことがありました。ただ、苦手な子どもたちも多くいるのが実態なので、低温殺菌牛乳など飲みやすい昔ながらの味も復刻してもらいたいですね。今回の営業では、TwitterやInstagramでもあら竹さんにフォローを頂くなど、PRをして頂きました。半年後の刊行に向けて着々と歩を進めていきたいですね。3月に改めてお店には伺わせて頂きます!