|
カテゴリ:駅弁
人吉取材のエピローグ的な駅弁で、2泊3日で行ってきた最後に次の日の朝食として買っていったものを先行して出したいと思います。
宮崎駅の椎茸めしは1952年の発売と歴史の古い駅弁の一つとして知られている逸品で、椎茸を主軸とした炊き込みご飯の弁当として代表格的な存在になっています。来年は発売から70周年。かしわめしと並ぶ九州の巨頭を味わってきました(^~^)。 初めは掛け紙から。途中、色調が変わった時期もありましたが、発売当初からほとんど変わらない昔懐かしのデザインです。 紐で縛られた掛け紙を開けると、左は肉厚の椎茸が5枚乗った炊き込みご飯が鎮座します。鶏そぼろと錦糸卵が並ぶのでかしわめしと似た雰囲気です。右は付け合わせのおかず。高野豆腐に筍の煮物、卵焼き、蒲鉾、肉団子、昆布巻き、春雨の酢の物、桜漬けなど慣れ親しんだ和風のものです。 メインはとにかくご飯。炊き込みご飯の煮汁は発売以来継ぎ足しで使われている呼び戻しスープで、久留米ラーメンの雰囲気も漂いますが、肉厚の椎茸を厳選して使っているのでエキスが濃く、鶏の旨味と椎茸の旨味が合わさった濃厚な味のご飯でした(^~^)。椎茸は甘めの煮汁がしゅんでいるので食べやすくなっています。70年分のダシの詰まった呼び戻しスープは家庭では真似の出来ない芸当ですよね。 椎茸めしは写真の従来品の他、炊き込みご飯だけのミニタイプと二段重になった上等版があり、上等版は京王や阪神の駅弁大会では整理券が必要になるほどの人気駅弁なのです。しかもおかずが多くボリュームがありながら1000円で食べられるので、特に36ぷらす3の緑の路できっぷのみで乗る場合の食事には持ってこいです。何せランチプランで食べられる食事の内容にほぼ匹敵する中身で安価ですから、是非ご検討頂きたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.08.15 00:19:25
コメント(0) | コメントを書く
[駅弁] カテゴリの最新記事
|