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カテゴリ:JR九州D&S列車
人吉取材の折にあらかじめ告知はしていましたが、36ぷらす3の旅行商品に乗って参りました。長崎発の復路はnoteで乗車記にまとめます(1月下旬にアップします)が、西九州新幹線の開業と同時にほぼなくなってしまう可能性が非常に高くなってきたからです。今年の秋開業目前のここぞというときのタイミングで食べてきたお弁当を紹介していきます。 初めに、36ぷらす3の旅行商品はランチプランとディナープランがあり、それぞれのプランには個室、座席と2種類あります。また、個室と座席とでは提供される料理の内容やグレードが異なり、特に赤の路ではこれに職人さんが握る寿司のコースが設けられている他、ルートによっても料理の内容が異なるのが特徴です。提供元のお店はいずれも地元の有名店で、中にはミシュランガイドにも掲載されるほどの全国的な知名度を誇る店もあります。 提供される料理のリストについては以下を参照ください。 ※1月12日に3月からの運行情報を盛り込んでアップデートを行いました。 ランチプラン(個室) 赤の路:熊本「花小町」の創作フレンチもしくは「鮨仙八」の寿司 ※「鮨仙八」の寿司は2月の運行で終了し、個室のランチプランは「花小町」の料理に統一されます。 黒の路:鹿児島「フランス厨房 旬彩」のフレンチ松花堂 緑の路:宮崎「季節料理 かわの」の懐石料理 青の路:中津「日本料理 筑紫亭」の鱧料理 金の路:福岡中洲「日本料理 ながおか」の創作料理 ※この他にウェルカムドリンクとスープが付きます。 ランチプラン(座席) 赤の路:玉名「日本料理 たがみ」の山の幸弁当 黒の路:鹿児島「茶寮 山映」のおばんざい弁当 ※「茶寮 山映」の弁当は2月の運行で終了し、3月からははやとの風でも親しまれた「森の弁当 やまだ屋」のかれい川弁当36ぷらす3バージョンに切り替わります。肥薩線からD&S列車が一旦なくなるため、霧島地区の活性化における代替策での交替であるかと考えられます。 緑の路:宮崎「パッパカルボーネ」のイタリアン弁当 青の路:大分「ぎんなん」の創作和食弁当 金の路:福岡平尾「Nishimura Takahito La cuisine creative」のフュージョン弁当 ディナープラン(長崎発の金の路復路のみ) 個室:「和食ステーキよひら」の地物御膳 座席:「御飯」の鯛めし弁当 ※西九州新幹線の開業後はルート変更が予想されるため、提供元のレストランも長崎から佐世保もしくは他の発着駅の料理に変更されることになるかと予想されます。 3月から特急券の値上げにより、旅行商品の価格も5%~12%ほど値上げされます。(><) お時間のある方は2月中に乗車するとある程度予算を節約して乗れるので、是非とも使って頂きたいと思います。値上げする分はサービスのグレードもより上げてもらわないといけませんねえ。 この中で取り上げるお弁当は長崎・思案橋の割烹「御飯」の鯛めしです。36ぷらす3の旅行商品については、ブログやInstagramなどで写真や簡単な記事が掲載されてはいますが、いずれも掲載量がそんなに多くないのでどんなものが食べられるのか、詳細をもっと知りたいと感じている読者の方は多いと思います。ここではお弁当の詳細やテイストなどもお伝えします。 「御飯」は長崎市内の中心部、思案橋にお店があり鯛めしや地物の魚料理が楽しめます。地元では隠れ家的なお店として知られていて、有名人なども多数お忍びで来ているそうです。今回の復路乗車のもう一つのねらいはこの鯛めしで、本格的なものは管理人も初めての経験になりますから味わってみたかったんですよね(^~^)。では中身を見ていきます。 お弁当は諫早を出発後にアテンダントさんが座席まで持ってきてくれます。座席プランの弁当は二段構成になっていて、36ぷらす3オリジナルの風呂敷に包まれて提供されます。二段構成の弁当と風呂敷は各ルート共通です。風呂敷は持ち帰りが可能で、乗車記念に最適です。尚、座席プランでの料理はウェルカムドリンクがつきませんので、飲み物は車内で購入するか事前に調達しておきましょう。 これが弁当の中身です。結構豪華でボリュームのある内容です。お品書きは次の通りでした。(お品書きは表記のまま記載) ・いさき炙りのお刺身 ・鯵たたき ・鯛湯霜梅肉だれ掛け ・ニラのお浸し ・オクラの天ぷら ・いわし梅紫蘇巻き ・ひらすの味噌漬け焼き ・鰯香揚煮 ・出し巻き卵焼き ・野菜の炊き合わせ ・鴨焼き ・自家製ぬか漬け ・御飯の鯛めし あと、お品書きには書いてはいないですが、 ・海老の煮つけ ・無花果、葡萄 が入っています。これだけの魚介類をふんだんに詰め込んだ弁当ですから、お酒は外せない方も多いと思います。とにかく素材が新鮮で、さすが地の物といったクオリティです。刺身は身がプリプリで結構なお味です(^~^)。焼き物や揚げ物も魚本来の味を活かした塩味や味付けになっているので、子どもたちでも違和感なく味わえます。 セールスポイントの鯛めしは、土鍋を使って鯛ダシで炊くので香りがよく、塩焼きの鯛と合わさって上品な素材そのものの味が楽しめました。おかずは特に刺身系はそうですが、鯵のたたきや鰯の香揚煮、梅紫蘇巻きなど青魚が生臭くなく、日本酒や焼酎との相性も◎です。現地でしか味わえない味を楽しめる、正しく旅行の醍醐味を味わえますし、御飯の弁当は「是非長崎に来てほしい」という強いメッセージが込められたものであると感じました。 新幹線開業まであと1年を切りました。長崎発の金の路で食べられる食事は、食材の調達や鮮度の関係もあって今のうちになるかと思われます。海の幸満載のディナー、是非味わって頂きたいです!! 「御飯」 〒850-0832 長崎市油屋町2-32 TEL:095-825-3600 公式HP http://gohan.oops.jp/ ※車内で提供される旅行商品の食事の献立については、季節により変更になる場合があります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.06.01 22:19:16
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