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カテゴリ:駅弁
人吉での取材後、仕事や私用に集中する1か月となりましたが、8月最後の投稿は駅弁で締めます。昔懐かし関西のお料理弁当こと水了軒の八角弁当です。
水了軒は元々、明治から続く大阪の老舗の駅弁屋だっだのですが、コンビニの出店ラッシュや駅弁の需要減少などから2010年に一度倒産という憂き目に遭い、一時は駅からも弁当が消えていました。現在の水了軒は2代目で、岐阜のデリカスイトが事業を受け継いで暖簾を復活させ、駅弁も戻ってきたという経緯があります。 八角弁当は浪速の割烹の味をそのまま駅弁にしているのがテーマで、焼き物や煮物が中心のあっさりとした献立が特徴です。決して派手ではないのですが、知る人ぞ知る駅弁で、薄味の煮物や鶏の照り焼き、赤魚の柚庵焼き、イカの雲丹焼きなど凝ったおかずも中には入っています。 管理人が特に味わって頂きたいのは高野豆腐と出し巻き卵。関西の味をシンプルに体感できる代表的なおかずで、材料や作り方が単純であるが故にごまかしが効かない分しっかりとした本場の味を堪能できます。料理人の「関西なめるな!」という意地が伝わってきます。この駅弁はビールや日本酒などアルコールは逆に控え、濃いめの緑茶を添えてじっくりと味わった方が合ったりします。揚げ物を入れていないので、年配の方や健康を気にする方にはおススメです。 弁当は新大阪や京都で主に買えますが、他にも阪神百貨店や近鉄の上本町でも購入が出来るので、自宅で旅行気分に浸れます。手軽に割烹気分を味わいたいときは是非(^~^)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.08.31 01:19:35
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