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カテゴリ:JR東日本のってたのしい列車
日本酒党の皆様、お待たせしました。乗車記の2回目は車内のお酒と食事についての詳細です。
旅行商品のメインはお酒とおつまみ的な食事、お土産のフルパッケージで、これを楽しみにしていました。十日町発の場合は列車が発車した後にお酒や食事の準備にすぐに入りますが、長岡から乗り込みましたので、次の駅の宮内を出た後に準備がなされました。早速ウェルカムドリンクとして、スパークリング清酒が提供されます。銘柄は吉乃川の「酒蔵の淡雪」で、微炭酸が食欲を刺激します。アルコール度数が7%と軽やかなので、食前酒には最適です。 また、このときにお土産が配布され、赤い巾着に入ったおちょこがもらえました。これは家でも重宝しています(^~^)。他には食事と日本酒のメニュー、オリジナル大吟醸酒カード(裏面のQRコードを読み取ると、お酒の解説が見られるようになっています)、おしぼりも配布されます。 その後には食事と大吟醸のボトル、和らぎ水、升酒がサーブされました。先ずはお酒と食事のメニューから挙げておきます。 【日本酒】 ・オリジナル大吟醸ボトル:君の井酒造の大吟醸(精米35%の華やかな香りの大吟醸です) ・升酒:大吟醸かたふね(竹田酒造店) 【食事】 ・鶏のピリ辛レモン風味焼き ・野菜とシーフードの酢味噌和え ・にんじん甘酒サラダ ・茶豆豆腐 ・夏野菜のラタトゥイユ ・新潟米一口ごはん(味噌漬けが添えらえています) 食事についてですが、鶏肉とシーフードについては辛口の純米でも合う味でしたので、上の2品は美味しく食べられました。しかし、問題は下の3品。思った以上に甘口に調製をされていたので、日本酒よりも焼酎に合う味だったかなあと思います。特に甘酒のサラダと茶豆豆腐については、大吟醸と合わせるには勿体なかったなあと。甘味よりももっと酸味や塩味を利かせた方が満足度はもう少し高くなるかもしれません。そこで、別添えの塩を使って味を調える配慮がなされています。管理人はご飯に混ぜて塩むすびとしてお酒に合わせました。 升酒は大吟醸かたふねを飲むことができました。大吟醸らしい香りのよさと合わせて、やや辛口ながらも飲み口がまろやかで飲みやすいお酒でした。 かたふねは車内でも買うことができますが、何と6330円! このあたりのレベルの大吟醸は管理人も初体験です。純米大吟醸ですと、獺祭や玉乃光、喜多屋の他にも、灘(菊正宗、沢の鶴など)、伏見(月桂冠、黄桜など)の有名どころの大吟醸を味わったことがありますが、普及品の大吟醸のレベルでしたので、旅行商品としては攻めた内容になっていると感じます。 食事の後、柏崎に到着前に試飲として、〆張鶴(しめはりつる)の純米吟醸「純」を楽しむことができました。おちょこ1杯分でしたが、こちらも飲みやすかったです。 食事はお酒のアテですので、量は残念ながら少なめです。物足りない方には2号車のカウンターで追加のおつまみや〆(鯛茶漬け)を買うことができます。こちらは人気の鮭の焼漬やいくらが入ったおつまみセットで、鱈めしや鮭めしを作っているホテルハイマートさんが手掛けているものですから、味はしっかりとしています。早い段階で売り切れるセットもありますのでお早めに。 おみやげはおちょこや日本酒などここでしか買えないものが揃っています。車内販売はこういった付加価値の高いものを提供してこそ、生き残りのヒントがあるのです。コンビニや量販店と同じものを売るのではなく、現地に行かないと買えないものをチョイスするのはいいですね。 お土産はちなみに後ろの展示スペースにも飾られています。そろそろバージョンアップも再考してほしいところですね。 2号車の出入口付近にはスタンプ台が置かれています。乗車記念のスタンプはこちらから。ただ台紙が簡単なつくりになっているので、これはもう少しグレードアップしてもよいでしょう。 こちらは記念乗車証なのですが、Shu*Kuraではポストカードをくれます。裏面はハガキになっているので、親しい方への挨拶にも十分使えます。 さて、講評ですが、料理は往路と復路、時期によって内容が変わります。往路では揚げ物やマリネなど、ご飯にもお酒にも合う料理がこの時期提供されているので、日本酒に合う料理として工夫を凝らしてはいますが、吟醸や大吟醸といった香りの華やかなお酒との相性を考えると、甘口の料理は逆にもったりとしてしまうんですよね。ですので、味付けについては再考を要するレベルかもと思いました。 列車は柏崎を過ぎると、一路、直江津、上越妙高に向けて進んでいくのですが、最後の方でハプニングがありましたので、沿線の様子の中で次に書いていきます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.09.07 09:44:02
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