|
カテゴリ:駅弁
西九州新幹線開業を記念した新幹線容器の駅弁です。この駅弁は新幹線開業前から販売を始めたもので、九州での新幹線効果を波及する狙いがあると見られています。また、岡山の三好野さんもかもめ弁当を売り出しているので、この種の駅弁は異なる場所で2種類が存在することになります。弁当は博多駅で購入をしたもので、博多と長崎以外にも九州各地で売り出されています。
かもめ弁当の製造元は博多松栄軒さんで、鹿児島の出水にある松栄軒さんの関連会社です。本社兼事務所は1つ隣の竹下にあり、ららぽーとに徒歩で行く途中で見ることができます。容器はかもめで使われているN700Sで、水戸岡さんデザインの特徴的なカラーリングやロゴなどが忠実に再現されています。達筆のかもめの文字は、青柳前社長(現会長)の直筆によるもので、JR九州の歴代社長は書道の造詣の深い方が務められていることが伺えます。 中身は黒豚の角煮と牛すき焼きがメインで、ご飯はかしわめしが詰められています。左に新幹線開業祝いの紅い大福が食後のおやつとして添えられているのもポイント。見た目はお子様ランチのように見えますが、かしわめしのボリュームが意外とあり、量としては結構大人向きの弁当に仕立てられています。味は角煮もすき焼きも食べ応えがあり、大人でもそこそこ楽しめる駅弁ではないかと感じました。ただ、惜しいのはテーマ性が薄いこと。角煮とすき焼きをおかずとして使うのであれば、長崎の卓袱料理の豚の角煮や佐賀牛のすき焼きなど、長崎と佐賀をもっとアピールするべきでしょう。新幹線は地域や沿線の活性化の一翼を担う存在ですから、せっかく新幹線の容器を使うわけですし、控えめなPRはもったいないですね。各駅で結構早めに売り切れることが多い駅弁ですから、早い目のリニューアルに期待したいところです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.10.29 07:41:24
コメント(0) | コメントを書く
[駅弁] カテゴリの最新記事
|