なめこ先生の我ら食べ鉄道中記

ふたつ星の乗車記はこれで最終回となります。旅のtipsで締めくくりです。

【tips 1：みんなの九州きっぷ】
今回の長崎弾丸行軍は、みんなの九州きっぷを使って行きました。みんなの九州きっぷは、昨年も発売されて好評だった週末限定のフリー切符で、昨年は北部九州版が8000円、全九州版が15000円とお得な切符でしたが、今年は西九州新幹線の開業もあり、北部九州版が9500円、全九州版が18000円と値上げされました。それでも北部九州版で博多～長崎間の往復や、全九州版を使って博多～鹿児島中央間を単純に1往復しても元が十分に取れるので、年内に九州に遠征をされる方にとっては、是非使って頂きたい切符です。指定席は6回まで取れるので、特にD&S列車に乗るときには重宝します。管理人はこの行軍の翌週にSL人吉にも乗ってきました。SL人吉の指定券は現在、1680円と普通・快速列車の指定券としては高額ですので、みんなの九州きっぷは本当に使えました。今年度は12月21までの発売で、乗車3日前までの購入が必須ですので、計画はお早めに。

【tips 2：かもめぐるりんきっぷ】
1月から3月にかけて乗る場合は、この切符が選択肢の一つになってきます。この切符は往復タイプの切符で、ふたつ星と新幹線にそれぞれ1回ずつ乗ることが可能です。ただ、ふたつ星の指定券が取れない場合は、あまりお得な切符ではありませんので、ふたつ星の往路、復路のいずれかの指定券を確保できることがお得に使う条件になります。出来れば日帰りでなく、宿泊を絡めて乗ることがよいでしょう。価格は博多～長崎で9300円です。

【tips 3：カイロ堂】
指定券が間際の入手となった場合、車内限定のお弁当やスイーツが入手できないといったデメリットがあります。こういったときに補完できるお弁当がカイロ堂さんの駅弁です。



お店は武雄温泉駅の構内にあり、10時に開店しますので往路の乗車に間に合います。ここで佐賀牛弁当を確保しておけば、特製弁当の代わりとして重宝しますので活用する価値は十分です。特にがっつりと食べたい場合は、焼肉弁当やステーキ弁当も販売されています。車内で佐賀牛にこだわる場合は、オプションとして押さえておきましょう（＾～＾）。

【tips 4：武雄旅書店】



武雄温泉駅の御船山（みふねやま）口側にオープンしたカフェと物産展を併設した本屋さんです。運営はＴカードでお馴染みのTSUTAYAで、ここでコーヒーや飲み物を飲みながら次の電車までの待ち時間を過ごすことができます。



カウンターはオープンスタイルになっていて、飲み物を頼んだ後はここでリラックスして本などを読むことができます。また、有田焼カレーの販売もしていて、温めた状態で食べることが可能です。tips 3で挙げたカイロ堂さんの駅弁とは違った選択肢もここで取れますから、新幹線やふたつ星の車内で熱々のカレーというのも面白いかもしれないですね。ただ、匂いのこともありますので気をつけながら食されることをおススメします。

【tips 5：温泉と絡められます♨】
武雄温泉と嬉野温泉には外湯があり、乗車前と乗車後のどちらでも楽しめる施設があります。どちらもワンコインでおつりがきますので、せっかくの機会ですから入ってほぐしておきましょう。

【tips 6：復路のスフレについて】
復路で事前予約制で食べられるママン・ガトーの焼き立てスフレですが、1日に12個限定（15時と16時で各6個ずつ）のため、指定券発売と同時に売り切れることが多く、車内でなかなか食べることが難しいスイーツとなっています。この場合は、是非長崎市内の本店に出向きましょう！詳細については番外編として次の記事でアップします。

【tips 7：おもてなしもお忘れなく】


記念乗車証はD&S列車お馴染みのおもてなしですので、1枚頂いておきましょう。スタンプも勿論お忘れなく。乗車証に加えて、ふたつ星の車内ではポストカードも置いてありますので、これもスタンプを押して持ち帰りができます。スタンプは往路と復路で色が違いますので、両方乗って色の違う2枚を出し合うのも面白いですね。



そしてもう一つは飴ちゃんのサービスです。飴ちゃんは３６ぷらす３やゆふいんの森でもらえますが、ふたつ星でも貰うことができます。旅の締めくくりには持ってこいですね。

この他にも、ハウステンボスや佐世保、有田焼や波佐見焼などの窯元巡り、長崎市内の観光、J2Vファーレン長崎の応援、チョーコー醬油の蔵開き、松浦鉄道、島原鉄道、離島巡り、温泉、平戸などなど、このD&S列車は乗って楽しむだけでなく、絡める観光要素が非常に多いため、フレキシブルな計画を立てて乗車することができる列車です。乗る際には何かを引っかけて乗ることで、旅の楽しみを増幅させることができます。管理人は、特製弁当と新幹線の乗り始め、雲仙きのこ本舗のラーメン、なかじまのアゴだしといったようにグルメと絡めて乗ってきました。是非皆様、西九州の旅の楽しみの一つとして、一度は乗ってみてほしいですね。