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なめこ先生の我ら食べ鉄道中記

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2023.05.10
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カテゴリ:JR九州D&S列車


急遽ネタにアップしました。JR九州の新D&S列車、来年の春に久大本線に投入することがプレスリリースで出されました。GW開けて間もないタイミングでの発表ということで、驚いた鉄道ファンも多いかと思われます。

先ずはその新規D&S列車の概要について、メディアで明らかになっている情報について要約しました。

・投入路線は久大本線(ゆふ高原線)
・運行区間は博多~別府間(ゆふいんの森3,4号と同じ)
・所要時間は約5時間
・1日片道1便運行(月・水・土は博多→別府の往路、火・金・日は別府→博多の復路、木曜は運休)
・3両編成のグリーン車
・食事(お弁当)が提供される予定
・車両のデザインは水戸岡鋭治氏ではなく、鹿児島の建築デザイン会社IFOOが担当
・座席数は60席程度(ふたつ星と同じく1、3号車に設定)
・2号車はラウンジ(ふたつ星と同じ)
・改造種車はいさぶろう・しんぺいの2両とキハ40または47一般車1両

実際にデビューするのは3月のダイヤ改正後です。よく考えると久大本線は定期特急としてゆふ、ゆふいんの森が合わせて6往復走っているのに加えて、週末は或る列車、これにななつ星が加わるので、最大8往復の特急や観光列車、クルーズトレインが走る観光路線となっています。これにプラス新D&S列車が単純に増えると一見思われますが、懸念されるのはゆふいんの森の動向です。



ゆふいんの森は人気リゾート特急として博多~由布院・別府間を現在3往復運転していますが、別府まで走る3号と4号はキハ58と65を改造したキハ70、71が充当されており、この車両の去就につながるわけです。キハ70、71はゆふいんの森I世とも言われ、1989年から走り出してから今年で35年目と老朽化も指摘されています。エンジンはコマツの直噴エンジンに換装されている他、変速機も爪クラッチの入った強化型に交換されているので、加速性能は電車並みに改善されていますが、足回りやブレーキについては旧来のキハ58、65のものをそのまま使っているので最高速度も95km/sに据え置かれています。

このD&S列車と引き換えにキハ70、71の引退も噂されるようになってはいますが、簡単に引退とはいかない事情があります。というのも、博多~由布院間は海外客が特段に多いことから、指定券が取りにくい区間の一つとなっている現状があります。ですので、ゆふいんの森3、4号を補完するためには、予備車のほとんどないキハ185系でゆふとして走る選択肢しか残っていないのです。

ただ、JR九州は社長が古宮氏に交代をしてから、D&S列車の戦略を見直すという報道も一部されています。そうなってくると、来年のダイヤ改正で置き換えもしくは引退ということが現実味を帯びてくるかもしれません。実際、SL人吉が来年の3月に引退をするので、ゆふいんの森I世についても車齢のことを考えると今のうちに乗っておいた方がよさそうです。引退間際の乗り納めでは切符が取りにくくなってきますので、情報が錯綜しているときだからこそお目当ての列車には乗りましょう。ゆふいんの森は、由布院以西については満席になることが多いですが、別府~由布院間については余裕をもって席が取れます。管理人も5月末~6月のどこかで、福岡・大分行軍を予定しています。

久大本線の来年からの動向が、にわかにきな臭くなってきました。​水戸岡氏でないD&S列車の新車両、どのようなデザインになるのか、先ずは次の詳報を待ちたいと思います。

また、JR九州は水戸岡氏をリストラしたとの誤った情報が流れていますが、新聞や経済紙、テレビ東京のカンブリア宮殿で水戸岡氏はデザイナーからの引退を公言しています。ななつ星のリニューアルやふたつ星4047、新幹線かもめは、水戸岡氏のデザイナーとしての最後の仕事として請け負った旨を話しており、JR九州が会社創成期からお世話になってきたパイオニアを安易にリストラすることはあり得ません。

事実、水戸岡氏は今年で76歳。現役世代が高齢化かつ生涯現役になりつつある世の中ですが、もう第一線から退いてもいい年齢なのです。小倉工場のミュージアムは、水戸岡氏のこれまでの作品を集めた集大成の場となっていて、実際、岡山に本拠を置くドーンデザイン研究所を畳むとも述べられているのです。水戸岡氏の鉄道業界への功績は数多くあります。車両デザインの多様化や観光列車の創生、それに伴う地域の活性化など、鉄道やデザインを通して社会を変えた一人であり、後世に残る仕事をやり遂げられたのではないでしょうか。

水戸岡氏の引退後、大きな影響を受けるのがJR九州そのものです。今後の車両設計や開発は、コンセプトが大きく変わることが予想されます。それによって、D&S列車の戦略が盛り上がるのか縮小するのか、水戸岡氏のDNAを発展させていくのかそれとも新たにしていくのか、長期的視点で見つめていくしかないですね。





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最終更新日  2023.05.11 21:15:19
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