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カテゴリ:JR九州D&S列車
今回のふたつ星4047はこれで完結にします。車内はななつ星や36ぷらす3の要素をコンパクトに盛り込んでいるので、手軽に豪華列車の雰囲気を味わうことができるようになっています。水戸岡氏の最後の置き土産であるこの車両をもう一度見てみましょう。
前回は1号車に乗ったので、今度は3号車を押さえています。3号車は1号車よりも色合いがシックな濃いめの茶系統の車内で、重厚な感じです。リクライニングシートは、はやとの風のものの再利用品です。 中間部のベンチシートの改造は、モケット張り替えなど最小限にとどめられています。 2号車のラウンジカーは大幅に手を加えられました。照明部分に種車のいさぶろう・しんぺいの名残が残りますが、それ以外はほぼ図面から起こして新規設計されています。 ラウンジカーの椅子はゆったりとしていて長時間座っても疲れにくい仕様です。ななつ星や36ぷらす3とほぼ同等の乗り心地が廉価に楽しめるのは有難いですね。 長崎に到着後、お客さんが全員降りてから最後に撮影をしました。全容を改めて見ると豪華ですね。 前回と同じく小長井での撮影タイムに撮りました。晴天はややあったものの、雲が多かったので雲仙岳を眺めることは難しかったです。 有明海も大村湾も曇天でした。快晴の日に撮るとものすごくきれいなので、沿線の情景については伊予灘ものがたりと相通ずるものがありますね。 はやとの風時代の展望デッキ付近のパノラマ窓については、そのまま残されています。改造間もないのと、総走行距離が一般車よりも短いので、10年ほどは使われるのではないかと見ています。 水戸岡氏がキハ40をD&S列車の改造種車に多用していたのは、この端正な顔立ちを好んでいたからだそうです。また、国鉄時代の設計思想を持って製造されているので、車体が頑丈であるのも好都合だったみたいですね。 ふたつ星は復路の大村湾ルートで乗るのはまだなのですが、未踏の松浦鉄道乗り潰し(佐世保~伊万里)を絡めて乗りたいなと考えています。復路は往路とは違うおもてなしがあるので、是非皆様乗ってみて下さい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.06.21 20:21:29
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