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なめこ先生の我ら食べ鉄道中記

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2023.07.01
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カテゴリ:JR九州D&S列車


九州で現役として稼働している唯一のキハ183系観光列車です。管理人は意外にも乗った回数は少なく、大分~別府間の短距離乗車を含めても2回しかありません。前回のみんなの九州きっぷで行った遠征でようやく3回目になるので、概略について記していきます。



あそぼーい!で使われているキハ183系は、北海道で使われていた0番台や500番台とは異なり、別形式の1000番台として新製されました。元々は門司港~佐世保間のオランダ村特急として運転を開始した経緯があり、そこからは改造の遍歴を辿る珍しい車両となっています。改造の遍歴は以下の通りです。

1、オランダ村特急(門司港~佐世保、運行当初は小倉~佐世保):長崎オランダ村へのアクセス特急として運行を開始しましたが、ハウステンボス開業に伴い、その役割を終えてゆふいんの森に改造されます。特筆すべき点は、電車との協調運転が行われたところで、鹿児島本線を485系と併結して走っていました。そのため、最高速度も120km/hと電車に伍する性能を有しています。
2、ゆふいんの森II世(博多~別府~小倉):ゆふいんの森の増発用として最初の改造を受け、博多から別府を経由して小倉まで長躯運行する循環特急に近い形態で走っていました。その後、キハ72がゆふいんの森III世としてデビューしたことから、久大本線での運用を一旦終えることになります。大分~小倉間は、にちりん(ソニックにちりん、にちりんシーガイアも含む)を補完する特急でもありました。
3、シーボルト(長崎~佐世保):大村線の特急としてオランダ村特急の塗装に近い形で走っていました。名前は江戸時代に活躍したオランダ人医師のシーボルト(本名はフィリップ=フランツ=フォン=シーボルト)から名づけられています。しかしながら大村線はスピードが出せず、特急とはいえ快速の所要時間とあまり大差がなかったことや短距離としては価格が割高であったことから、乗車率が芳しくなく僅か2年で久大線に戻ることになります。
4、ゆふDX(博多~別府):キハ185系が使われているゆふのグレードアップを図る目的で久大線に再登板した特急です。背景として、九州新幹線の部分開業に伴って豊肥線に九州横断特急や人吉までのくまがわが増発されたことから、キハ185系が足りなくなることが予想されたためでもあったからです。これで落ち着くかと思いきや、2011年にさらに豊肥線に転出。今のあそぼーい!となるわけです。
5、あそぼーい!(当初は熊本~宮地間でしたが、現在は熊本~別府間に延長されています):現在はD&S列車として一番経歴の長い運用になりました。運行は主に土日祝日に限定され、豊肥線を1往復するだけのものになっていることから、走行距離も1日当たり320キロほどに抑えられているので、今後も比較的走り続けるのではないだろうかと見ています。ただ、改造が多いので、車体については結構傷んでおり、動向は気にはなりますね。



先頭車を横から見ると流線形になっています。先頭部分は、当時急行型の165系から改造されたパノラマエクスプレスアルプスに似た外観となっています。



展望車です。座席はここから埋まっていきます。あそぼーい!になってからも先頭車の12席については取るのが難しい座席の一つです。シートは展望性を重視していることから、小型の固定クロスシートが並びます。



一般車の座席。全車指定席です。シートは783系ハイパーサルーンのものに似た形状で、フットレスト付きのリクライニングシートが並びます。



一部区画は4人用のセミコンパートメントにアレンジされ、団体客にも対応しています。



3号車には大人と子どもが一緒に座れる白いくろちゃんシートが9組あり、実はここは普通車よりも割高なんですよね。コンセプトシートはD&S列車の一つの特徴となっていて、指定券の価格も若干高く設定されています。先月、阿蘇まで行ってきたときも全部のシートが海外のお客さんで埋まっていました。



くろちゃんシートの奥には図書室やボールプールなどがあるプレイルームがあります。子どもたちが遊ぶときには安全のためにアテンダントさんが1人入ります。デザインを担当した水戸岡氏はあそぼーい!について、NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」の中で、「子ども専用特急」というコンセプトを掲げて改造したという談話が残っています。



子どもたちに人気の木のボールプールです。こういった知育的な遊具は、子どもの知能を伸ばすのに効果的とも言われています。

2回目はビュッフェを含め、車内のその他の部分について触れていきます。





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最終更新日  2023.07.01 07:57:41
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