なめこ先生の我ら食べ鉄道中記

岡山日帰り行軍で食べてきた名物のばら寿司です。岡山のばら寿司は具沢山なのが特徴で、野菜や新鮮な魚が彩りよく並んでバランスよく食べられるのも醍醐味だったりします。



お弁当は風呂敷に包まれた二段重で、創業から100年を超える老舗の吾妻寿司さんが手掛けています。小箱とはなっていますが、意外とずっしり重量感はそこそこあるのです。



中身はメインのばら寿司と岡山でしか味わえないままかりのにぎり、梅肉添えの黄ニラのにぎりが入っています。付け合わせとして、玉子焼き2切れ、海老すり身の鹿の子揚げ、海老と茄子のはさみ揚げ、デザートの葛餅も同梱。

ばら寿司は酢〆の鰆やままかり、海老、焼き穴子、藻貝、黒豆、筍、酢蓮根、紅生姜などが乗った豪華なものです。寿司は甘酢で仕上げているので全体的にまろやか。添付の醤油をつけて食べると味が引き締まる他、鰆やままかりの生臭さを抑えられるのでより美味しく食べられます。管理人はコハダやままかりなど、ヒカリモノの青魚はどちらかといえばそんなに得意ではないのですが、これは結構食べられました。下処理をしっかりしておかないとこれらの類の青魚は美味しくないんですよねえ。全体的には上品なお味でした。

また、食べた後の風呂敷はお土産に持ち帰ることが可能になってますが、残念ながら風呂敷は布製から不織布に切り替えられていました。桃太郎をベースとしたポップなデザインであるだけにこれは凹みましたね・・・。不織布は意外と強度がないのですが、間に合わせのバンダナやナフキンに使えるので職場に持っていこうと思います。

このお弁当はLa Malle de Boisの車内で食べられる他、岡山駅でも売っているのでSAKU美SAKU楽の予約制弁当の代わりとしても活用できます。駅弁は基本的には消費期限は買った日のうちですが、ヒカリモノが入っているのでこれは買ったらすぐに食べましょう。1時間でも時間を置くと魚の生臭みが際立ってしまうので要注意です。

今年の夏も酷暑になりそうですし、食中毒にも気をつけながら皆様旅を楽しんでください。