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カテゴリ:観光列車
先日の続きです。2回目は車内限定のお弁当についての詳細です。 車内限定のお弁当は往路と復路で異なりますが、いずれも岡山名物のばら寿司が提供されます。往路ではホテルグランヴィア岡山監修で旅の小箱の調製元の吾妻寿司さんが作った返し寿司で、江戸時代に質素倹約を是にしていた時代の隠し寿司が食べられます。 今回乗ってきた復路でのお弁当はイタリアンばら寿司で、ミシュラン1つ星シェフの寺田真紀夫氏監修の変わり種でした。作っているのは地元のイタリアンレストラン Okayama Table TERRA の坂本涼太シェフで、野菜とパスタを売りにしたお店です。 その名も~岡山県北イロドリちらし~。からだの中から美しくをテーマに作られた力作です。これにペットボトルの緑茶がついてきます。掛け紙は野菜の食材がデザインされたもので、津山の名所が所々に散りばめられたものです。 中身は野菜がたっぷり乗ったイタリアンばら寿司とローストビーフが並びます。ローストビーフは大きさや厚さにもよりますが、8枚~10枚乗っていて乗車時は8枚でした。おかずも洋風のもので統一されていて、まとまった豪華な内容となっています。イメージとしては、町のビストロでカジュアルに楽しむ感じです。それでは弁当の内容を詳しく。 【お品書き】 ・黒毛和牛のローストビーフ ・かぼちゃコロッケ ・アンチョビポテトオリーブのせ ・パプリカのオムレツ ・ズッキーニの煮浸し ・茄子の味噌田楽 ・豆腐のターメリック ・作州黒豆の甘煮 ・椎茸の赤ワイン煮 ・紫キャベツのピクルス ・厚揚げの照り焼き ・パンナコッタ桃のジュレ 【ばら寿司の野菜の付け合わせ】 ・胡瓜のピクルス ・プチトマト ・かぼちゃのスライス ・背割りオクラ ・蓮根 ・花人参 ・花大根 ・マッシュルーム ・ブロッコリー ・エディブルフラワー ・紫キャベツ(ローストビーフに敷き詰められている野菜) ・雑穀米のばら寿司 ・いくらのトッピング ばら寿司は野菜の下に隠れていますが、何と雑穀米を使った酢飯で酢加減も甘くなくさっぱりとした後味のよいものでした。酢飯に合うように仕立てられた野菜ですので、青臭みもなくヘルシーさは満点です。これに黒毛和牛のローストビーフが贅沢についてきます。生姜ベースのタレで、あっさりとした味付けでした。ジンギスカンのように肉が何枚も進むタレでしたよ(^~^)。使っている食材の品目が多いので、バランスよく食べられるのは嬉しいですね。 最後の〆は桃のジュレがトッピングされたパンナコッタで、甘さ控えめの優しい味でした。全体的にはばら寿司を洋風にアレンジをしたもので、ミシュランシェフらしい野心作です。かぼちゃのコロッケやアンチョビポテト、オムレツといった脇役も塩分控えめの素材を活かした味付けになっているので、食べ応えは十分です。お値段はこれで3200円と結構高めですが、WESTERポイントを使って支払いが出来るので、管理人はICOCAを使って貯めたポイントで少し捻出しました。 こういった類の料理は、イタリアンよりかはフュージョン料理に近い形態で、いつも食べる料理とは違う新鮮味を感じることができたと思います。料理だけを考えると、伊予灘ものがたりの大洲編の朝食に匹敵する値段がしますが、健康志向の料理ですので味わう価値は十分です。こうなったら36ぷらす3の金の路、フュージョンの第一人者、西村貴仁シェフの弁当は味わいたくなってきましたよ~(^~^)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.07.21 19:35:38
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