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カテゴリ:JR九州D&S列車
昨年の人吉遠征以来の36ぷらす3です。今年は黒の路で、5つのルートの中では短時間かつ短距離の部類になります。途中、会津・日光行軍を来週から挟むので、乗車記のアップは遠征前と後で4回に分けて載せていくことにします。 今年のスタート地点は鹿児島中央駅です。昨年と同じく人吉からは高速バスでの移動となりました。途中、鹿児島空港でたくさんの乗客を降ろしてから鹿児島市内へ。実は人吉までは空路で行く場合、最寄は鹿児島空港で、空港からバスだと50分で移動ができます。 36ぷらす3は12時17分の発車なので、それまでは駅近くのイオンで飲み物などを調達。それでも時間が余ったのでちょびっと撮影タイムです。指宿のたまて箱が発車した後に入線します。 この日は指宿のたまて箱が少し遅れていたので、入線もやや遅めでした。ということで早めに乗車。ビュッフェやラウンジもご無沙汰です。 ラウンジは1両全体を使っているので、ふたつ星よりもレイアウトにゆとりがあって、ゆったりとしています。車内については、詳細をこれまでの乗車記を記していますので、こちらを参照ください。 36ぷらす3(金の路)#2 https://plaza.rakuten.co.jp/nametabi/diary/202106270000/ 荷物を整理したら定刻の12時17分になりました。鹿児島中央を出ると、次の鹿児島で行き違い停車。ここを出ると、順次ランチプランのお弁当が提供されます。 お弁当の風呂敷ですが、2月の運行からルート毎の色がついたものにバージョンアップされました。従来の茶色については、3号車のビュッフェで車内販売として買うことができます。1枚550円と、ふたつ星の風呂敷と同額です。ちなみに色がついたこちらの風呂敷は非売品で、各ルートのランチプランに乗らないと集められません。ただ半年以上が経っているので、5枚コンプリートした人は確実にいるでしょうねえ(^^;;)。黒の路の風呂敷は、ベースを黒にしてしまうと柄自体が見えなくなってしまうので、緑がかったグレーとなっています。 昨年緑の路で乗ったときの風呂敷と比べてみました。左がこれまでのもの、右が2月からのものです。柄は共通で、ベースとなる色だけがルート毎の色に変更となった形です。 (※比較のために明るさを上げています。) 提供されるお弁当は「かれい川弁当ぷらす3」で、はやとの風で販売をされていた「かれい川弁当」の特別バージョンです。内容としては、2つのかれい川弁当を合わせたものに、3つのおかずやおやつを新たに加えたものとなっています。勿論、提供元は森の弁当やまだ屋さんで、添加物を使わずに作っている良心的なお店です。 (※運行当初は鹿児島の老舗割烹、茶寮山映さんの若女将が手掛ける鯛めしの入ったおばんざい弁当が提供されていました。嘗ては、昭和天皇の料理番として大阪で辣腕を振るったこともある名店です。) お品書きはこちら。説明が必要なおかずがいっぱいありますので、車内でもらったものをそのまま載せました。 下段のごはんです。原木栽培の椎茸と筍は味がしっかりとしゅんでるので、食べ応え抜群です。肉がなくても満足度が高い理由は、ちゃんと出汁をとって味付けをしているからなのです(^~^)。右側の黒米と栗の炊き込みご飯の上には生姜の佃煮が。五辛の一つを佃煮にするのは、なかなか味わえません。実はこれが管理人にとってはハードルの高いおかずかなと思っていましたが、薬味ほどの辛みや刺激はなく、ご飯に合うようにマイルドに炊き出されているので、思った以上に食べることができました。 上段は素朴ながらもヘルシーなおかずやおやつが並びます。桜島ひじきの煮物は、桜島で取れたひじきを煮込んだもので、これが肉太で歯応えのある一品でした。特に味わって頂きたいのは、黒さつま鶏の炭火焼き。鶏の炭火焼は宮崎が有名ですが、鹿児島にも鶏や豚の炭火焼はあります。冷めても固くなく、炭火の香ばしさが鶏の旨味と合わさって食がとにかく進む満足度の高いおかずなのです(^~^)。炭火焼は写真ではがね(さつま芋と人参、ニラの天ぷら)の下に隠れていますが、これが大きめのものがゴロゴロと入っています。これはお店でもなかなか味わえないものでした。 最後の〆はふくれ菓子とけせん団子。ふくれ菓子は鹿児島の郷土菓子で蒸しパンとよく似ていますが、小麦粉や水分の比率が蒸しパンとは異なるので、カステラに近い形です。季節によってジャムの内容が異なるそうで、中身は柚子ジャムが入っていました。胃に優しいあっさりとした味でした。けせん団子は、シナモンの香りがするけせんの葉を使って蒸した団子で、安納芋と紫芋の2つが入っています。蒸したときに香りが団子に移るので、芋の味と合わさってシナモンのスパイシーな香りも堪能できます。感覚的には変わり生八ッ橋と思ってもらうとよいでしょう。甘さ控えめの上品な団子でした。 里の幸をベースとしたかれい川弁当ですが、ぷらす3の部分は海の幸や山の幸が加わった豪華なものでした。インパクトは地味ですが、味で勝負!リピーター、そりゃ出ますよね(^~^)。ホンマこれはオススメします。旅行と健康の二兎を追える列車ってそうそうないですから。ごちそうさまでした!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.08.05 10:42:53
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