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カテゴリ:駅弁
鹿児島の人気駅弁No.1にもなったお弁当です。 灰干しは魚の保存や旨味を出すための干物の一種で、桜島の火山灰に魚の水分を吸わせることにより臭みが取れて旨味が増し、食べやすくなります。実際、学校給食でも食べられているとか。他所ではお目にかかれない独自の製法の弁当なので興味はありましたが、ようやく実食までこぎつけました。 灰干し弁当は他の駅弁とも比べると意外にもコンパクトな見た目ですが、そこそこずっしり。メインの灰干しは鹿児島県産の魚とあり、主に鰤が使われているそうですが、管理人が食したときはシイラでした(季節によって使われる魚が変わるみたいです)。その他、おかずとして野菜、卵焼き、きんぴら、花蓮根、梅干し、椎茸旨煮、唐揚げ、桜島鶏の柚子胡椒焼、豚しぐれ煮など、ごはんの量に見合ったものが上にこんもりと並ぶラインナップ。味噌汁をこれに付けると、きちんとした料亭や割烹仕込みの味が車内で楽しめます。手掛けたのは加治木にある樹楽の大将、梛木春幸(なぎ しゅんこう)さん。名前が難読なので自己紹介のときやインタビューは苦慮しそうです・・・。 お味ですが、さすが名立たる京都や大阪の料亭・割烹で修業した経験を活かした弁当だけあって本格的です。農水省のフードアクション食文化賞や九州駅弁グランプリの準優勝にも輝いたことがあり、遠出してでもおススメできる弁当の一つでした。灰干しは魚の旨味が強いので、ホンマご飯が進みます(^~^)。他の肉のおかずについても、下味がしっかりとつけられているので美味しく食べられます。 最近では輸送駅弁の一つとして博多駅でも買うことが出来るようになりました。この弁当も以前に紹介した薩摩黒膳弁当と並び、36ぷらす3や指宿のたまて箱のお供にも最適です。車内限定の弁当が売り切れたときに補完できるぐらいのグレードですので、旅のオプションとして是非選択肢に入れておきたいですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.11.05 08:23:31
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