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カテゴリ:JR九州D&S列車
かんぱち・いちろくの詳報も4回目になりました。車内サービスの次は内外装のデザインが公開になりました。 ※画像はJR九州の公式HPから一般公開されているものを引用しています。 ![]() 外装は見た目は深緑の車体ですが、黒ベースとなっています。車体には久大本線の全線が図式化されたものが入っている他、駅名のエッジラインが金色で装飾された水戸岡デザインに近いものとなりました。エンブレムは由布岳の冠を「八」、沿線を流れる川が「一」、これが六つ並んで「六」の列車名の由来となった麻生観八と衛藤一六の二人の名前を線対称に示したものが入っています。なかなかこれはひねりましたね。 ![]() そして気になる内装ですが、改造前のいさぶろう・しんぺいの面影はなく、全面リニューアルされています。和のテイストながらも、ヨーロッパのインターシティで十分通用するモダンな車内です。1号車は6人用と4人用のボックス席以外にも、畳個室や3人用ソファ席がお目見えです。ただ、このソファ席は別府行きのかんぱちなら進行方向になるのですが、博多行きのいちろくになると、座っている向きと逆になるので、このあたりの乗り心地が気になるところです。 ![]() 3号車は1号車の赤系の内装に対し、青ベースのカラーリングに。こちらは2~4名の半個室タイプのボックス席がメインです。このタイプの座席は、JR東日本の海里やひなび、SATONOでもよく似たものが見られます。 ![]() 6人用の畳個室は3号車にも配備されています。こちらは1号車のデザインとは違い、ロングシートタイプのものです。越乃Shu*Kuraのラウンジシートによく似た雰囲気がします。 ![]() 2号車は立ち席スタイルのラウンジとビュッフェです。車体幅の狭いキハ125の改造であることから、椅子席はないことが伺えます。ラウンジには水戸岡デザインでは見られなかった一枚板の日田杉のカウンターが鎮座。木の風合いを活かしたIFOOデザインの真骨頂がここで出てきました。ラウンジに隣接したビュッフェでは、飲み物や食べ物、オリジナルグッズなどが販売される予定です。八鹿酒造の車内限定吟醸酒もここで買える模様ですね。 そして、切符や価格の詳細がJR九州から発表されました。まとめると以下の表になります。 【価格】 畳個室:23000円(子ども19000円) それ以外の座席は18000円(子ども15000円)。ただし、BOX席を1人で利用する場合はこれに10000円追加。 値段は予想の範疇でした。36ぷらす3に準拠したものになるだろうなと見ていましたが、その通りの設定になったので、年に1回の奮発で使うことになるかと思います。管理人の場合、夏の人吉遠征と絡めて乗ることになるかなあと見ています。もう一つ、この列車は客層のターゲットをファミリー層や2~6人のパーティー向けに設定をしているので、1人で乗るにはハードルがかなり高いです。28000円だと、或る列車に匹敵する値段になるので、正直きついなあと感じますね。 そして、切符はみどりの窓口での販売はなく、36ぷらす3のランチコースや或る列車と同じように旅行商品としての売り出しのみです。旅行会社分の販売であれば、ギフトカードや旅行券を使えるところもあるので、これを狙いたいですね。車内で提供される食事は、36ぷらす3で食べられる個室向けの食事と雰囲気が似ていて確かに豪華です。特に、金曜日のいちろくで食べられる裏舌鼓の和食はボリュームがありそうですねえ(^~^)。 運行開始日は4月26日からで、予想よりも1日早い別府発のいちろくからになりました。惜しい!! 現在改造中の車両は、小倉工場でもうすぐ公開になるはずです。おそらく整備としては内装の最終段階に入っていると推測されます。ロールアップはもうすぐだと思うので、博多阪急の駅弁大会の遠征時に小倉工場を外からちらっと見ることが出来るかなあ? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.02.22 21:38:22
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