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カテゴリ:定期列車
昨年、阪急の座席指定車PRiVACEについて、予想や概要をこのブログでも取り上げましたが、その全貌が明らかになりました。北陸新幹線の敦賀延伸やJR九州のかんぱち・いちろくに次ぐ注目のニュースとして動向を追っていたもので、内容について改めてまとめていきます。 ※画像は阪急の公式HPから一般に公開されているものを使っています。 ![]() 4号車に連結される車両は、中央に1扉という国内では珍しいレイアウトでの配置となりました。勿論、十三のホームドアにも対応します。車体は9300系、1300系のような連窓ではなく、各列に窓が1つ入る独立した窓配置になっています。車番は金で特別感を演出。サービスコンセプトは明らかに京阪のプレミアムカーを模しています。 ![]() 車内は2×1のリクライニングシートが14列(2列は2人掛けシートのみ)の計40席が並びます。設備ならびに車内サービスについては、 ・フリーストップリクライニングシート(座面が連動するティルト機構採用:これは京阪とは差別化を図っている部分です。) ・肘掛け収納式テーブル ・ドリンクホルダー ・荷物用フック ・マガジンラック ・コンセント ・読書灯(これも京阪にはなかった設備です) ・2人掛けシートにはパテーションを装備 ・専属のアテンダントが乗務 ・ダイキンのストリーマ搭載(※これは予想ですが、京阪のナノイーXに対抗して入る可能性が大です。) ・無料Wi-Fi 他、床はカーペット式になっているのに加え、アンゴラ山羊のゴールデンオリーブのシート生地はここでも使われます。手触りや一般車での乗り心地は通勤車とは思えないものですので、PRiVACEでも踏襲されました。内装は阪急伝統の木目調で、京阪の都会的なイメージとは真逆のレトロな雰囲気が漂います。 ![]() デッキ部分には大型の荷物スペースも搭載。インバウンド対応でここ近年、新幹線や長距離特急でおなじみになった設備です。 ![]() そしてメインのリクライニングシート。背面には木材が使われる予定です。京とれいん雅洛で実績があるだけに、ある程度の予想はついていた部分です。リクライニング角度は京阪と同じように短距離乗車であることから、あまり深くは倒れないようになりそうです。 そして気になる指定席料金は予想通り500円になりました。京阪と違う点は、全区間一律500円になっている所で、ユーザーにとっては分かりやすいです。この値段よりも上げてしまうと、京阪に客を持っていかれますし、妥当なラインで決着をしましたね。 サービス開始は7月からで、京都線の特急、通勤特急、準特急に1時間に2~3本の割合で運行されます。その後は9300系に連結される他、2300系の増備によって来年からは1時間に4~6本に増えるので、今後は乗車チャンスが増えていく予定です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.03.02 01:04:06
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