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なめこ先生の我ら食べ鉄道中記

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2024.03.23
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カテゴリ:JR九州D&S列車


1世紀以上の長きに渡り走り続けてきた「ハチロク」こと8620型蒸気機関車。現役最古の蒸気機関車が引退を迎えました。2005年に一度は引退をしながらも2009年に台枠を新製してボイラーを徹底的に改修して復活を遂げるなど、大正から令和にかけて鉄路の生き字引的存在だっただけに急遽、ラストランを見届けてきました。八女の蔵開きから実は年度末の仕事で福岡に残っていたため、ラッキーだったと感じます。拠点を複数にしていなかったら、やっていない芸当ですね。今日の投稿はSLの思い出を交えた総集編としてお送りします。



SL人吉に初めて乗ったのは9年前です。D&S列車の黎明期に登場したいさぶろう・しんぺいと組み合わせて乗るのがパターンでした。SLは全国的に老若男女バラエティ豊かな客層に親しまれていて、賑やかな車内だったのを覚えています。



球磨川第一橋梁を渡る姿も今や幻に。肥薩線は鉄路で復活することが決まっただけに、もう少し何とかならなかったものかと。



その後は鳥栖~熊本間の運転が基本になりました。それからは一昨年、昨年と2回乗っています。
客車は50系を改装したもので、レトロな雰囲気が漂います。革張りのプルマン式シートは、シンプルながらも座り心地は良好でした。



モケットタイプのシートはこちら。ボックスシートが旅情を誘うんですよねえ。



途中駅での停車中、キャブの内部を見せてくれるサービスもありました。投炭前の燃焼室の中はこんなふうになっています。



レギュレーターを操作して蒸気圧を調整しているところです。SLはとにかく運転が難しく、明治初期に鉄道が開業した当初は、外国人機関士が運転をしていたのです。日本人は当時は火夫(かふ)といって運転のサポート役から入り、ある程度の技術が身についてから機関士が誕生しています。石炭を燃焼室に投炭するのはものすごい技量が必要で、投げ入れるというよりも「置く」感覚が近いようです。



展望室はとにかく常時人が途絶えることはありませんでした。嘗てはハチロクのみの単独走行でしたが、不具合が起きてから近年は、DE10とのプッシュプル運転になることがほとんどになり、かぶりつきでの楽しみが半減してしまったのです。



復路発車前の鳥栖での様子です。Jリーグの試合があるときには、アウェーサポーターも自分のチームの応援以外にSLを撮る人が多く見られました。



ビュッフェと車内販売は再掲です。始発駅から行列で、買うのに時間がかかることが多かったそうです。車内販売の弁当も、久留米過ぎたら売り切れということも。



車内限定で食べられた焼酎アイスは、人吉に行けば味わえます。恒例の夏の遠征で検討中です。



ここからはラストラン当日の様子です。管理人は博多到着後、各駅停車を乗り継いで久留米まで行って見てきました。とにかくホームに人がごった返していた他、鳥栖以北では沿線にカメラを持ったファンだけでなく、近隣に住んでいる方も引退を惜しんでいました。これは往路の博多到着時の様子です。ホームは黒山の人だかり。そこで3階のデッキから撮影しました。大分行きのソニックは普段は2番ホームから発車しますが、この日は4番ホームからに変更になっていました。



復路の発車を知らせる電光掲示板。律儀にラストランの表記がしっかりと。



博多からでは撮影はまず困難な状況でしたので、1つ先の吉塚で全景を撮ってきました。最後の雄姿、何とか残すことができました。



SLが行った後は物販へ。既に運転士用のスタフを手に入れていたので食品がメインに。或る列車の焼き菓子と星の紅茶のティーバッグという主題からは外れた買い物に一見、なってしまいました。ですが、購入者にはSL人吉のポストカードと特製のシールが2枚もらえたので、最後の記念品を入手することが出来ました。



この日の晩御飯もSLで統一。ラストラン当日が販売最終日ということで、鳥栖SL弁当も本当の最後で入手してきました。中央軒さんの話では、もう作らないとのことで幻の味になることに。コンパクトながらも腹持ちのよい内容で、最後まで美味しく頂けました。ありがとうございました(^~^)。

さて、定期運行を終えたハチロクですが、熊本~八代間で地元関係者を乗せた納めの運行があり、この後は人吉に戻るそうです。静態保存か動態保存かはまだ未定ですが、肥薩線が戻ってきたときには2度目の復活を願わずにはいられないです。人吉は自分の人生の中でもきっかけになった町の一つでもあるので、町のシンボルとして末永く残してもらいたいと思います。復活のFならぬ「復活のH」。人吉・球磨の復興は、SLの汽笛が戻ってきたときなのですから。





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最終更新日  2024.03.23 21:32:17
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