|
カテゴリ:駅弁
381系の最終乗車、間に合いました。乗車記については現在写真等編集中です。国鉄型最後の特急型電車も来週から273系への置き換えが始まり、6月には定期列車から引退をする見込みです。その折の遠征で食べてきた弁当をプロローグとして先ずは出しておきます。 米子の駅弁といえば、圧倒的に吾左衛門鮓が幅を利かせていますが、それ以外の弁当についても製造元が仕出しをやっている業者さんなので、レベルは高いです。その中でチョイスしたのは大山おこわのお弁当。竹皮で編んだ昔ながらの弁当の容器で、こういった古き良きスタイルはそそられます。大山おこわは鳥取の郷土料理の一つで、元々は僧兵の戦飯として食べられていたものだそうです。ミリ飯は外で食べると雰囲気がやはり違います。 中身はメインの五目おこわに特大の出し巻きがデーンと鎮座。他には人参や蕗、南瓜の煮付けに海老、鶏つくね、豆腐ちくわ、芋と蟹の磯部揚げと、タンパク質が豊富なおかずが並びます。五目おこわは栗、人参、椎茸、鶏肉、銀杏などが入った具沢山の内容で、醤油味の味付けがしっかりしているのと相まってなかなかの味です。あっさりした味ですが、出汁がしっかりとしゅんだおこわなので、量が多少少なめでも満足度の高い弁当でした。お酒が進むこと受け合いですね。あと栗は甘露煮になっているので、デザート感覚で最後に食べてもよいかもしれません。醤油の塩味が効いている分、栗の甘みをより感じることができます。 食べた後の容器は持ち帰りが可能で、再利用するのにはうってつけです。鳥栖のSL弁当同様、家に持ち帰って小物入れに活用しています。また、ごみとして捨てても自然に還る素材(中身を仕切る紙を除く)なので、環境にも優しい弁当なのです。プラスチック容器よりも環境への負荷が少なく、SDGsの趣旨に合致している弁当とも言えます。 食べ応えがありますので腹持ちがよく、趣味以外で持っていっても使えると感じました。戦飯だっだことを考えると、大学共通テストや入試のときに持っていくのも一つの戦略かもしれませんね。管理人の友人の中には島根大出身の人もいるので、来年の入試のときに受験生の皆さんにもおススメできる駅弁でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.03.28 21:40:04
コメント(0) | コメントを書く
[駅弁] カテゴリの最新記事
|