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なめこ先生の我ら食べ鉄道中記

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2024.06.14
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カテゴリ:定期列車




全国的に希少性が高まっている国鉄車の動向、年度が変わってからの最新状況です。変化のあった形式としばらくはなさそうな形式と2カテゴリーに分けてまとめました。

※鉄道ファンの最新号ではJR西日本の207系も国鉄車のカテゴリーに入れてますが、あくまでも純粋な国鉄型の207系は、JR東日本が嘗て保有し、千代田線用に試作された10両のみです。JR西日本の207系は、分割民営化以後の車両で、製造当初からJNRマークを一切入れていないこと、VVVFインバータ制御を本格的に導入していること、車両設計のコンセプトや製造が国鉄の部門と全く関わっていないことから、国鉄車ではないことをお知りおきください。

【昨年度に廃車や保留車の発生などで変化のあった形式】
1、103系
昨年の和田岬線の6連が引退した後、大きな変化はなかったのですが、加古川線の2両が廃車になるなど、小幅な動きがありました。加えて先月、JR西日本の株主総会の資料で、今年度173両を新造することが明らかになり、国鉄車の入れ替えがより進むものと推察されます。また、中期経営計画がアップデートされ、今後3年間での車両更新に伴う投資額が増額されていることから、電車については関西圏と岡山を中心に相応の数が交代となりそうです。

内訳は分かっている分がやくも用の273系20両とUraraが36両、それ以外は117両と近年ではかなり大掛かりな計画となっています。播但線、加古川線で残っている32両はモーターや機器類の故障が増えてきており、この計画を考えると覚悟を決めた方がよいでしょう。終焉の地はおそらくは筑肥線になるかなと。ただ、筑前前原~西唐津間は輸送密度が低いので、新車を投入するのは当分はなさそうな感じにも見えます。しかし、国鉄復刻塗装(引退のサインになることが多いです)が走っていること、福岡市交の4000系がこの秋から入ることから、既存の1000系の置き換えの展開によっては風雲急を告げることもあるかも知れません。

2、113系
Uraraの増備で廃車推進中であり、福知山の編成にも廃車が出ています。残りは34両と、形式消滅も時間の問題となりました。上記の計画通りにいくと、岡山の編成は見られなくなる可能性がある他、福知山に残る10両についても、危うくなってくるでしょう。国鉄BIG3形式の一角だった車両も、カウントダウンに入っています。

3、115系
同じくUraraの増備によって廃車が進むのは確実ですが、米子、下関の編成はまだまだ残りそうなので、こちらは数は減らしながらも、抑速ブレーキがあるおかげでしばらくは見られる車両となるでしょう。

今後ですが、225系のアーバンネットワーク管内への投入が継続される予定で、余りの221系、223系が転属する見込みとなっています。JR西日本の車内報によれば、225系はさらに180両ほどが製造される見込みで、余りの223系を岡山と下関に転属させて国鉄車を入れ替える計画があるそうです。これは真偽のほどがつかみづらいのですが、仮に本当であるならば、国鉄車の最後の牙城である山口(岩国を除く)にようやくJR車が入る公算になります。223系は岡山でマリンライナーとして営業運転に就いていること、下関でも幡生までの回送運用で走行実績があることから、転属は問題ありません。ただ問題は山口県の姿勢。新車を補助金で導入する意思がないだけに、国鉄車は当分走ることもあり得ます。

4、201系
全廃になることは既に明らかになっていますが、221系の転属が遅れている関係(特に播但線に入る網干の車両)で、現役で残っている状況です。ただ、225系の増備→221系の玉突き転属が進みそうなので、話題に上っていない今のうちに乗っておきましょう。この1年で12両が廃車になり、残った編成も僅か6編成のみとなっているのと、新今宮でのホームドア設置が進むことから、来年は最後の春になるかもしれません。

5、381系
今月の15日で定期運用が終了し、繁忙期の予備として残ります。お盆の期間に2往復走ることが予定されていますが、予備運用で残る10両についても、山陽新聞の報道では年内までとのことで、今年が最後の夏となりそうです。

6、185系
既に全廃になってもおかしくない状況だったのですが、特急車の予備車があまりない関係で、辛うじて残っている状態です。しかし、7月以降の運用がなく、大宮での撮影会の告知で廃車が言及されていることから、おそらくは今年までの存命ではないかと考えられます。既にDT32系列の台車やMT54電動機のストックは枯渇しているだろう(JR西日本から買うことも可能ですが、やらないでしょう。)と思われるので、乗車や撮影を計画している方は状況が分かっているだろうと思います。

7、211系
静岡に残る車両は、今年度中に315系への置き換えや313系の転属で全廃になる予定です。既に15両が三岐鉄道に譲渡前提で輸送されたのと、引き続いての廃車が推進中で、JR東海管内で残るのは70両弱になりました。一方、高崎と長野にいるJR東日本車は、延命改造をされている編成が出てきており、あと数年ほどは走りそうですが、E131系やE233系への置き換えは既に社内で視野に入れてはいるでしょう。

8、205系
鶴見線のE131系への置き換えが終わり、次は仙石線になります。宮城野の4両が廃車になったので、残っているのは100両ほどになりました。仙石線へのE131系投入が決まれば、残りは南武支線の2両と奈良線のみとなります。奈良線は221系が主力となっていますが、インバウンド客が増えている路線のため安泰です。

【今年度変化のなさそうな形式】
※ウエストエクスプレス銀河の117系は除きます(観光列車として今後も山陰や南紀などで季節運転を継続して行うため)。

213系
今年度は変化がなさそうですが、来年度は確実にJR東海車が入れ替えの対象になってきます。実質的に残るのは岡山の28両で、これらは当分変わらずに走るでしょう。2両でかつ2扉クロスシート車なので、譲渡される可能性もありそうな形式ではありますね。

105系
下関に18両、岡山に14両が残り、主に宇部線、小野田線と福塩線で運用されています。宇部線は営業実態が厳しいこと、福塩線は変電設備の更新が必要なことからVVVF車の入線が不可能なため、変わらないと見ています。ただ、福塩線の府中までは、福山への通勤・通学路線として乗客が割と多いので、Urara 投入でのサービスアップは欠かせないでしょう。

123系
宇部線、小野田線で5両が残るのみですが、1日の走行距離が短いため、丈夫な車体と相まって意外にもクモハ42のように長く残る形式になりそうな気配が漂っています。荷物電車改造という異色の経歴も、希少価値を高める要素です。また、小野田線は宇部線以上に存廃問題が深刻で、存続の可否が車両の命運を握る形です。

415系
ステンレスの1500番台14編成56両が下関~小倉間を中心に走っています。車体がステンレスのため、機器類を持たせながら当分走らせる感じです。JR九州は交直流電車を製造したことがないため、制御機器のみ別のものに更新してJR四国の7200系のような形を採るのか、あり得そうな感じもします。交直流電車は製造費が高額で、しかも関門トンネル区間における直流区間は門司~下関間のみのため、費用面を考えると新車の入れ替えがものすごく難しい区間の一つです。後継車の選択肢としてBEC819系やYC1などが挙げられていますが、蓄電池車はトンネル区間の勾配起動に難を抱えること、電化区間にハイブリッド車を投入するとエネルギー面で非効率であることが指摘されていることから、現実的な選択肢としては、前項の車体だけ活用して機器類のみ一新するといった方法が出てくるだろうと予想しています。

関門トンネル区間は全て国鉄車での運用のため、東京から18きっぷで下関、九州方面にJR車のみで行くのは現在も不可能です(JR車のみで行ける西端は、美祢線が不通になっているので現状は新山口までとなります)。

713系
2編成4両のみの希少性の高い形式になってしまいました。宮崎・鹿児島の電車の予備車がほとんどないので、これもしばらくは残ると思われます。ただ、サイリスタ制御車のため、機器類の交換部品がなくなったらそこまでの可能性はありそうです。

まとめ
昨年度も200両以上の車両が置き換わり、今年度は電車については1000両を割り込むことが確実な情勢になってきました。特に今まで国鉄車の保有数が多かったJR西日本での入れ替えがこの10年で大きく進んでおり、関西圏や北陸、広島の車両はラインナップが大幅に変わりました。各社ごとの保有車両数も、JR西日本とJR東日本との差が縮まってきていて、おそらくは今年度はこの数が逆転するだろうと見ています。

気動車については、主に亜幹線や地方交通線で乗れる機会がまだまだ残っていますが、電車となると今後は特定の路線・地域に限られることになりそうです。そうなると、2020年代末に残るだろうと思われる区間は、高崎近郊区間、長野地区、山口県の広範囲、関門区間とごく限られた地区に集中することになります。特に山口県は気動車を含めて大半が未だに国鉄車なので、山口にJR車が投入されると、いよいよ国鉄車も・・・という情勢になるでしょう。





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最終更新日  2024.06.14 20:47:50
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