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カテゴリ:観光列車
前回の Laview から続いて乗ってきたのが秩父鉄道のSLパレオエクスプレス。全国的にSL列車が老朽化によって縮小されている昨今、東京から比較的近くでかつ安価に乗れることもあって、人気の列車となっています。秩父鉄道の列車はちょこちょこと乗ってはいますが、SLについては初めてだったので熊谷までのんびり楽しんできました。 SLは三峰口から出発しますが、旅の起点は西武秩父から始まります。池袋からは特急で約1時間20分前後。夜祭や芝桜などで賑わう埼玉有数の観光地です。三峰口まではここから秩父鉄道に乗り換え。電車は歩いて4~5分ほどのところにある御花畑駅から発着します。西武秩父駅はインバウンドを見越して駅舎のリニューアルが行われ、物販や駅ナカが充実しました。駅舎の隣には日帰り温泉の「祭の湯」があり、ここでひと風呂浴びてブレイクすることができます。管理人も一旦休憩し、暑さが半端でなかったことから水分補給と体を休めました。 駅のホームからは武甲山を遠くに眺めることができます。秩父鉄道沿線はセメントの国内有数の産地で、石灰石輸送などの貨物輸送の割合が多く、独自の機関車や貨車を見ることができる区間であります。 SLまでは時間があったため、御花畑の次の影森で撮影と散策を行いました。 影森には電留線が複数あり、留置中の電車を一部見ることができます。この日は急行用の6000系が待機していました。 往路のSLを待っている間、ちょこっと歩いて見てきたのが秩父市立影森中学校。この学校は卒業式の定番ソングになった「旅立ちの日に」が生まれた場所なのです。「旅立ちの日に」が誕生したのは1991年。当時の卒業生に送る卒業の歌としてこの日限りで歌われるはずだった曲だったそうで、作詞は当時の校長だった小嶋登氏(故人)、作曲は音楽教諭の坂本浩美(現姓:高橋)さんによって手掛けられました。卒業式限りだったはずの曲は翌年度以降も在校生によって歌い継がれ、やがては秩父市内、埼玉県内、全国へと広がっていき、卒業式の定番ソングとして幅広く歌われるようになりました。この曲は西武秩父駅の発車メロディにも使われています。 ※学校内には「旅立ちの日に」の歌碑がありますが、校内への立ち入りは教職員、生徒以外は禁止となっていますのでお止め下さい。写真は学校の敷地外から撮ったものです。 影森中学校から戻ってきて程なく、往路のパレオエクスプレスが通過していきました。SLは動画でも記録。こういった記録を残していくことも大事になってきます。 動画の記録後は後続の各駅停車で三峰口へ。乗車までの1時間ほどは散策と撮影タイムに充てます。駅近くの公園では、牽引機のC58の入換作業と方向転換の様子を見ることができました。 方向転換はターンテーブルで行います。現業のみなさんの作業はさすが、手慣れています。あっという間に転換が完了しました。 転換後は連結作業になり、側線からホーム側線路に転線。機関士さんと作業員さんとの阿吽の呼吸で入換が進みます。 この後、ホームに停車中の12系客車と連結して準備完了。復路の発車を待ちます。 車内の様子についてはこの次に。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.10.06 08:48:14
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