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娘が伴侶となる人と共に暮らすことを決めて、5月5日に一人暮らしのアパートから引っ越して、3ヶ月以上が過ぎました。まるで娘を見守って来て安心したかのように、娘が20歳の時に一緒に遠方まで迎えに行った子犬が、老犬になって死に、一つの時代が終わったことを告げているようです。
思えば娘が一人暮らしを始めたのも、2011年の東日本震災の少し前の、私の母が亡くなった2月と時期を同じくしていました。 人生にはどうしても、何か節目となる出来事があるようです。 あっさり親離れして行った息子と違い、娘は長い事私の子供で居てくれました。車を運転して下調べしておいて色々な所に連れて行ってくれたり、一緒にスケッチしたり、クロッキーしたり、お料理を作ってくれたり、一緒のご飯を食べお酒を飲み、・・・息子より断然長く私と居てくれて、私の事を良く知ってくれています。仲が良すぎて、喧嘩する事もありましたが、言わないでも通じる事や、自然にシンクロしてしまう事も多く、ちょっと仲が良すぎるかな、これじゃ、お嫁に行かないかもと心配になる程でした。 その娘が結婚しました。こんなに嬉しい事はありません。 娘は私から多くの事を受け取ってくれました。基本的な生活の姿勢、価値観、・・・絵も描くのですが、最近では私より良い絵を描くなあと思います。 これだけの事を娘に残せたら、もう満足です。私の役割も、ほぼ終わったなあと感じます。 娘は、お似合いの伴侶を得て新しい一歩を踏み出し、息子も良いお嫁さんと、6歳になる可愛い娘に恵まれ、幸せそうです。 私は老境という一つの時代に入ったのでしょう。これから先、主人と二人、老人の暮らしが待っています。いずれにせよ未来はいつも未体験ゾーンで、驚きと発見がある筈です。それを楽しみたいと思います。 あと、少し例えば孫の世話とか、・・・ちょっとだけ子供達のお役に立ちたいとは思っていますが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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