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カテゴリ:気質の本質
火気の本質-3
「火」によって人類にもたらされた産物としては、大きく3つに分類されます。 一つは「熱源」として、例えばストーブやこたつなど人間そのものが暖をとる方法です。 また湯沸かし器やボイラーのように水などを温める目的において活用されています。 更には、金、銀、鉄や銅などの金属を原石から取り出し、そして加工するに至るまで「火」は熱源として重要な役割を果たします。
二つ目は「光源」として、解りやすいのはランプですね、これは燃料に「火」を灯して、「火」を消さないように工夫を施された照明道具です。 祭りの「祭り火」やキャンプファイヤーなども一つの光源としての意味も兼ねています。
三つ目は「道具」として、例えばガスコンロは調理をするための火を使った道具、ガスバーナーは物を溶かして接合するための火の道具であり、これも「火」の重要な活用法です。 このように現在の人間が生活する上で「火」がもたらす産物は計り知れないものなのです、ただ当たり前のように考えているためにその存在を意識することは少ないのかもしれません。
では、逆に人類が「火」を意識するとしたら何でしょうか? 多くの人は火事や火山の噴火と答えるのではないでしょうか。 そうです、「火」は人間の生活には欠かせない重要な存在ですが、同時にコントロールを失った「火」は生命体にとっては「脅威の対象」となるのです。
更には「火」を意識的に活用したのが「兵器」への活用であることは否めません。 昔から「火攻めは陽の攻撃、水攻めは陰の攻撃」として兵法にもまとめられているほどなのですから。 火という存在、改めて考えてみるとその本質は極めて奥の深い存在であることが解ります。
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Last updated
2011.11.15 20:28:46
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