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カテゴリ:気質の本質
金気の本質-2
金属のもう一つの「自由電子」が存在することで獲得した大きな特徴は、電気を通すというものです。 専門用語ではこれを「通電性」と呼び、「通電性」を持つ物質を「導電体」と呼びます。 これは「自由電子」が「金属」内を移動することによって電子の電位交換が行われ電気が流れるようになるのです。
金属のこの他の特徴としては、個体で有るにもかかわらず「形状の自由性」があります。 これも岩石やガラスなどの個体とは一線を引いています。
たとえば打てばへこんで決して割れることはありません、また伸ばせば伸び、金箔などは向こうが透けるのではないかというくらいまでに伸されています。 また曲げればいくらでも曲がるなど形状が自在に変化し、その形状を維持します。 この形状の自由性は焼き物(土)などと対比され金属が人間によって発見された後、大きく人間にとってこの特徴が活用されてきたことは言うまでもありません。
また、形状を維持できるということは外部からのストレスに強いことが裏付けられます。 ここでストレスについてもう少し付け加えておくと、「金属」のストレス(金属疲労)はある程度までは他の個体に比べて非常に強さを発揮しますが、一定の水準に達すると、ものの見事に一気に崩壊します。 つまり「壊れるときは一瞬で壊れてしまう」ということです、これらは「経年疲労」などと呼ばれています。
電車やトラックの車軸が点検しても傷は何も発見されていないのが、突如折れてしまって大事故を発生させることが多々あります。 これらが経年による「金属疲労」の最大の特徴で、前触れもなく崩壊してしまうのです。 このためストレスが溜まる金属部品は定期的に交換する処置が施されるようになりました。
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Last updated
2011.11.26 14:59:36
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