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カテゴリ:気質の本質
金気の本質-3
その他の「金属」の持つ大きな特徴としては「熱伝導性」があげられます。 これは読んで字のごとく熱を伝達する特性です。 この「熱電動性」という特性は、工業用途だけではなく、我々の生活の中にもたくさん利用されています。
ボイラーや湯沸かし機ではその特徴を存分に発揮しています、他の物質ではエネルギーの損失が大きく、同じ温度にするのに「金属」の何倍もの燃料を要します。 「金属」の「熱伝導」を可能にする性質は「伝導電子」が存在するためで、メカニズムは原子の激しい振動によって起こります。
「金属」の一部を熱すると、原子が熱を帯び「伝導電子」が激しく震動します、この震動が次々に隣り合った原子に引き継がれていきます、これによって熱が素早く伝達されるのです。 対して、岩石や焼き物(土)の場合はその構成原子そのものが温められ熱の伝導が行われます。 この場合は、ゆっくりと熱が伝わりますが、逆に冷めにくいということも言えます。
「金属」は「伝導電子」によって素早く熱を伝えますが、逆に冷やす時も同じであっという間に冷えていきます。 早くお湯を沸かすなら「金属」、ゆっくりでも冷めないようにするには石や焼き物(土)を使えばよいのです。 石鍋や土鍋は逆にこの冷めにくい性質を利用しているのです。
電導性や熱伝導に見られるように金属には自由に活動できる電子が存在しています。 金属とはその意味では科学的にみると個体で有りながら、「自由性を中に秘めている」と言うことになります。
「水気」は液体なので自由性を持ち、「波気」は気体ですから同様に自由性を持ち、そして「金気」は固体でありながら内面には自由性を持っています。 この3つの気質の「自由性」、実は運命波学では極めて重要なポイントになります、これは何れ書籍に詳しく解説して行きましょう。
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Last updated
2011.12.02 20:02:53
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